春の十勝岳

May.14.2025

5月14日か。兄の誕生日。兄は59歳か。もういい歳になったのう。

さて先日は北海道、上富良野町の十勝岳に登ってきた。正確には途中で引き返したのだが、強風で死んではいけないということだ。オレも大人になったのう。(斜度が急すぎて嫌になったからという本音も?) まずはGPSデータ。



わずか2時間?の歩きだったが充実。さて往路は...

         

行きの飛行機はプレミアムシートで余裕をもって。新ブーツも脱いでいく。

                   

十勝連山が見えてきた。なおこの畑や田んぼの脇には、たんぽぽや、何故かチューリップがまとまって咲いていたり。綺麗だね。

         

同僚からアイゼンまで借りて行った。やっぱり冬山は怖いのだよね。これは今回使わずに済んだ。

さてスタート地点は聖地・白銀荘。この日は10時ごろから雨の予報。6時前に起きて準備、アイゼン、ヘルメット、ポール、水、食料などを背負って7時に出発。雪はもう少し凍っているかと思ったが、シャーベット状でブーツそのままで歩ける。時々まさにつぼ足で、ずぼーっとハマることがあって、これはスノーシューがあるとよいなと思った感じ。

         

なんだか、あまり細かい出発前の自撮り画像などあると、死んだあとすぐに遺影になりそうなので、何故かこんな画像になってしまう。おらに力をわけてくれ!滑落などを考えると身が引き締まったね。おっかないからやめようかと思ったもん。と言いながら好奇心からすぐにスタート。作られたコース、雪の上の足跡、GPSデータを頼りに前に進む。最初から雪の上を歩いているが、部分的に土、岩の上。GPSデータにもあるが川渡りが1か所。その後もコース上に留まろうとした...が、雪に阻まれルートは不明。諦めて、とっとと雪の上を通って目的地の「十勝岳避難小屋」を目指すことに。

         

だいぶ登ってきたときの景色。なかなかですよ。さて中腹からは、コース通りならほどよく迂回して斜度が楽なはずなんだけど、道がわからんので雪の上を直登。これがなかなかの斜度で、太ももの筋肉が悲鳴を上げる...が、歩けなくはないのでペースを落とさない。すると心拍数がかなり上がったねぇ。

         

目的地に到着。もう少し上に行こうと思ってたんだけど、上を見ると雲に包まれているし、ここに来るまでかなり風が強く、飛ばされて滑落したらシャレにならんなと思っていたので、あっさりと引き返す。ここからはGPSデータを見つつ元のコースを下ってみる。迂回しているだけあり、斜度的には楽。

                   

下りは、いかにもコースらしいところを。看板もあるし、また雪が少ない場所だとコースそのものがよくわかるようになるね。画像はないが、このコース、下の方はやたら木の下を歩かせたり、岩場を歩かせたり。冬場の雪の上の方が楽かもしれんなとも思ったりね。

         

車で周りを確かめていると、車なのに狐が寄ってくる。ああ、だれか餌付けしちゃったな。ダメだよね、野生とは一線を引かないとね。

         

ふぅ、帰ります。向こうに見えるのはラピダスの千歳新工場、建設中。頑張れよ!

頑張れよ、というのはオレ自身でもあるなあ。11日の22時に家に帰り着いたら、そのまま12-13日は金沢出張。これはこれで成功裏に終わった。ふらふらで帰宅したが一本早いフライトで帰れてよかった...ちょっと5月はスケジュール、詰まりすぎなんだよな。副業が落ち着いていてよかった。本業の経営計画の資料も作らねばならんしなあ。うちの会社で誰かオレ以外にこういうの作れる人を作らないとね。
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人生初の対馬上陸

May.3.2025

対馬に行ってきた。発端は、昨年の五島上陸に続いてなかじーからの提案。確かに五島に行ったら、そりゃ次は対馬になるよなあ。対馬は以前も個人的に検討したが、結局山ばかりでバイクライドにはしんどいと結論付け、面白そうだが行かないことにしていた。が、改めて誘われれば行かなくもない。

4/30になかじーがうちにやってきてバイクを組んで、その日の深夜というか翌朝というか、5/1の0:05に対馬・厳原行き「フェリーちくし」に乗り込む。その前に時間があったのでベイサイドプレイスの温泉で風呂にも入り、食事もして準備万端。今回は一等船室を使った。なお早めに港の窓口でチケットを買おうとしたんだが、19:30ごろ行ったら「21時から発売します」ということだったと記憶。その間風呂に行ってたので問題はない。

で、21時に行ってほぼ最初に特殊手荷物(ロードバイク)の乗船券を買ったが、それから待ち長いこと。11:30ごろだっけ?フェリーが入港したのでぼちぼち乗船。船室に入ったら翌朝が早いので出来るだけ睡眠。4:30ごろの到着だったと思う。30分前に起きて、食べ物を食べて歯を磨いて用意。着いた!

         

準備したりののち、5:30ごろ走り出したっけ?コースは...



お、考えたら画像たちは沢山このStravaの中に置かれているな。そちらを参照してもらうほうが効率は高いね。ないやつだけ置いとくか。

コース通りだが、初日の獲得標高は2000mを越えた。ペースはゆっくりだったが、これがなかなかキクのよ。それでも距離が比較的短めだし、気候はよいしで頑張れた。厳原に到着直後の峠がかなりきつかったからなあ。回ったところは...

多久頭魂神社(浅藻神社)

         

豆酘埼灯台

         

多久頭魂神社(豆酘)

         

鮎もどし自然公園

         

萬松院、入り口だけ あれ?画像がないや
肴や えん(昼食)

         

姫神山砲台跡(後述)
対馬どこでもドア

         

和多都美神社

         

ここから先は雨が降る前にということで、宿に急いだね。前回の五島は、コンビニよりキリスト教会が多く協会を沢山回ったが、対馬は特段教会という感じではなく、かわりに寺社仏閣は他の日本と同様コンビニより多いので、大所を何か所か。しかし、特に姫神山砲台に行くルートが自転車では辛すぎて笑った。2回、まあまあハードな道を上ることに。2回、ということは帰りも登り返しがあるのだよ。だが、この砲台跡はちょっと価値ありだったな。

                   

入口からはダートの歩きルート。一人では、そもそもここまでもそうだがこの先も心細い。が、特に危険はないので一人でもどうぞ。歩いていくと、👆このような場所に出る。多くの人はここを見て、ああ、こんな場所に砲台があったのか、で終わってしまいそう。ここで帰ったらだめよ。オレはたまたま浦賀の砲台跡で予習していたので構造を熟知(うそ)していたため、この裏が、いや、上があることを知っていた。えへん。

                   

おお、やはり。いいところなのでついつい沢山画像を撮ってしまったが、全部載せても仕方ないのでポイントのみ。最初の画像は弾薬庫+事務所の様子。そして砲台そのものがあった場所、また偵察・通信隊は階段の上。そして偵察隊のところを探したら、やっぱり穴があった。これは横須賀と同じで、通信・計算部隊に場所を知らせるために音声を通す穴。 もう一つここ姫神山砲台跡のいいところは、いい意味で放置プレイ。ただ、真っ暗な部屋にも入れてしまうので、ちと恐い。

ほどよく疲れた15時頃だったか、宿に到着。

                   

民泊・たけだ家 だぞ。楽天トラベルに最初に口コミを書いたのはオレだ。Google Mapには口コミが幾つかある。細かくはそちらを見てもらうとして、なかなか良い宿だった。また対馬にこういう形で行くなら、再度泊まるだろうなあ。でも次は厳原で宴会かな?ここではゆっくり風呂に入り、洗濯させてもらい、自転車も納屋に入れてもらい、死ぬほど食事をし、最高だった。

さて翌5/2。たけだ家のご主人と色々会話。まず、宿としてのターゲットは公共案件対応で長期駐在しているような方々。なので、下期(10月以降)は建設、工事他の人たちで宿が埋まるという。前半は空きも出るため、最近楽天トラベルにエントリーしたとのこと。そうしたら我々のような観光等の人たちが増え、有難いということだった。韓国の方々もちらほら。これもコロナで止まってしまったらしいが、その後も旺盛な観光客の来訪があるらしい。面白いね。その中で、もともと我々は西海岸を北上する予定だったが、山ばかりで眺望が悪いとのこと。東側の海岸を北上し、途中で西海岸に移動することに。



海沿いを北上、上対馬町小鹿あたりで山を越え西側へ。このルートが、なかなか神秘的だった。途中に、小さなゴルフ場があったのもなかなかだ。その名も、対馬ゴルフ場(そのままかー)

         

その後はしばらくR382を北上、ぼちぼちといろんなところに立ち寄る。

日本再北西端 ここは砲台跡がそのままうまく公園に作り替えられてるね

         

このあたりから、無駄にハイパワーで漕いだんだが、これがこの後3-4日疲れたままの体にしてしまった一番の要因。なかじーのリヤディレイラーのシフトワイヤーが切れたので変にペースアップした、というのがポイントですな。これはこのあとよそ見して段差に乗り上げパンク。なかじーに激写されてしまう。

         

続いて異国の見える丘展望台 ここはインスタで代用したいがインスタがバグってるな

         

ごはんは、かっぽれ 営業しているかわかりにくいが思い切って入ってよかった。ここも量が多い!うまい!

         

しばらく、ひいひい言いながら飛ばして韓国展望台

         

最後の立ち寄り点、船に乗る前に風呂へ。上対馬温泉渚の湯 たまたま人がいなかったので、青空、青い海とともにという感じ。

         

ざっとこんなところ。特に後半は激しいアップダウンをアウターのみ、フルパワーで乗り切るという走り方をして、サイクリストらしく最後はガソリンを残さない走り。この後面白かったのは、比田勝港に向かうのだが国際ターミナルに一度着いて。立派なターミナル、すごい数の観光バス。韓国の方々で盛り上がっておる。で、日本のターミナルは?と思ったら、港の裏手に存在。行ったら、ちょっとひっそりと...。この点は後述。

とまあ、対馬2daysについてはこんな感じかな。まとめると、非常にいい場所だったね。ただしアップダウンが離島は多いので自身の体力との相談が必要で、コースをうまく選ばないと大変。。見所は沢山。景色もいいが、コースを上手く選ばないと山間部ばかりになる。食事はどこもおいしくて、量が多い。神社がなかなか、よい雰囲気。

また興味深かったのは韓国との関係。対馬が韓国に狙われている等々、言い方は色々だが、それ以上に2010年ごろからかな?上対馬が行政として釜山に大して観光を大々的にPRして、その奏功により現在に至る、というのが真相らしい。いや、大してわざわざ、釜山の方々がこちらに来る必要は薄そうなのだよ。それでも来るのは、近い異国で、また派手過ぎないこともあり、慰安旅行的な場合行先にピッタリ、というのが大きいのではないか。また釜山の行政機関の中に対馬の観光案内が出店しているらしく、対馬側でも韓国からの観光客用窓口が本気で充実しているらしい。レンタカーも「国際免許」マークを貼ったものが沢山走っていたね。 今後、行くのはいつだろう?みたいに思うわけだ。
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