56歳にして人生初マラソンを2024福岡マラソンで迎え、大体サブ4だった件
Nov.12.2024
自分自身が初めての福岡マラソン参加だったので、初めて出る人が当日どう動くと良いと感じられるかを念頭に。
いや、特段たいした理由なんてないんですよ。もともと中学の時はバスケ部兼ランナーだったし。中長距離、中学で一番早かったけどきついだけで面白くないし、指導してくれる人もいなかったし。だから色んな大会に出させられたけど、結果も上手く行かないからたいして好きでもなかったな。しかしその時の貯金で30歳ごろから自転車レースを始めて、体力があるからなんとかなったり。そんなこんなしているうちに診断士試験対策を初めて5年間運動を休んで。といいつつその間にもバイク、ランはちびちび続けていたから、せっかくなので人生で一度くらいフルマラソンを走っておこう、と考えたのが2024年の正月。やっと走ったってわけ。
色んなマラソンはあるけど、やっぱり大都市系のイベントが人も多いし楽しいよね。あと、寒くも暑くもない時期にあるのはこの福岡。確かGWごろだったかな?抽選にエントリーしておいたら、無事当たっていた。2023年に職場チームでドームリレーマラソンにも出たし、ベースは出来てるなと。リレーマラソンは2km一発勝負を2回走る。実際は全力疾走。2kmを8分10秒くらいで走ることが出来たので、中距離パワーはまあまあ。
トレーニングや体作りのイメージ
ところが結局、その分足が太くなったようで体重は全く、まっっったく落ちず、ほぼそのまま68kgで当日を迎えた。でかいペットボトルを1本、余計に抱えている計算だ。 走りについては、9月のリレーマラソンが短距離的、ストライド重視な走り方だったのでそういう足の使い方をしていた。42kmとなると瞬発的な走りは不要。そのレース以降はゆっくりでいいので少し距離を伸ばしていった。基本を10km、1回だけ30km、あとは15km前後を走っていたかな、週2程度。で、この年齢でもタイムは向上し、普通に走っているだけでそんなに急いでいなくても、もともとキロ6分でしか走れなかったのが5分程度に縮まってくる。また、ハイパワーだとストライド勝負だが、長距離走るには足が痛くならないようにせねばならん。これはストライドを小さくして1歩辺りの負荷を抑えねばならん。色々学習していったわけだ。で、ピッチで5分30秒/キロペースくらいであれば、長距離走ることが出来ることも見えてきた。大濠公園で10km走をやったり、色々試してみた。
単純にキロ6分×42キロ=4時間12分ほど。これにトイレ、補給などの時間を入れて4:30を目標とした。まあ初マラソンでサブ5なら十分だろう。あと、30km走を1回やっておいたので、25kmごろから色んなところがへんてこりんに痛くなることも知っている。これが一番大事かな。
走り方としては、最初から5:30前後を維持し、体が痛くなったら徐々にペースを落とし、まあ歩いてもいいや、くらいのキモチで。
福岡マラソンの受付など
受付は日曜日本番にはなく、その前の金、土の2日間。場所もうまい具合に福岡市役所前が利用される。当日受付がないのは辛いが、人員確保などを含めるとやむなし、また遠方の人を宿泊させるという点もあるのだろう(ホテルは高騰するけれど)。うちらは会社メンバーで金曜に行こう、と言っていたが、急遽お客さんの訪問があって、なんとか会社を脱出。受付を済ませる。受付の動線もマニュアルに記載されていた通りで、指定された受付ブースで身分証明書を見せれば必要物が配布される。そこにはビブナンバー、計測用IDタグが入っている。申し込んでおいたTシャツも受け取る(有料)が、Lサイズはオレにはデカかった。今後はMでいいや。ん?今後もあるの?
受付のところにはお店なども並んでいるし、シューズメーカの試着ブースも。ここにあった福岡2024等と書かれた多くのランニングウェアが魅力的で、欲しい!と思ったが、我慢。また、会社メンバーの顔を見ていると飲みに行きたくなるが、これも我慢。
そう、オレはこの1週間、酒を飲んでいないのだった。えらくね?
前日である土曜日は、この日も体力を使わないように何の運動もせず。2日間は体を休めた。爺としては、上の孫の相手をして幸せに暮らしておったのじゃよ。なおレース前に少し体を動かす、というのもありだと思うが、2日休むと体が楽になることを知っていたのでそちらを優先。そして22時ごろには寝た。
コースは
8:20 スタート
7:55 スタート位置の入り口締め切り
7:45 荷物預け終了
7:30 中小企業診断士ランナーズ エール交換で集合
6:55 会社メンバー エール交換で集合
6:30過ぎの地下鉄
6:20家を出発
よし、5時起きだな。いつも6時に起きるが、その1時間前起床だ。起きたらいつも通りに朝食。ただし、コーヒーはなし。カフェインを少し摂りたいが、利尿作用を抑制することを優先。下手すれば、スタート地点に並んでから出発まで1時間近くある、ってことだ。それが理由で、スタート地点以降しばらくはトイレが混雑するらしい。顔を洗い、ウェアを着て、その上にジャケットとパンツで防寒。また現場の気温が読めないことからゴアテックスならぬGomi-tex、すなわちそれゴミ袋の首と腕の部分を切ったものも用意。また着替え、タオル、ギャッツビーか何かの体をふくシートなどを持って出発。
天神駅に着いて、念のためトイレに行って座る。が、家で出し切っていたので特に催す気配はない。小用はまたあとでいく。時間になると会社メンバーが天神に到着。記念撮影をし、エールを交わす。1名は会社OBで70歳の部!その次は女子1名、オレ、と続く。一番若くて30くらいかな?頑張りましょう、ということでみんなスタート地点方面へ分かれていく。
続いては診断士チーム、当初4人だったが1名受付不能ということで残念ながらDNS、男3人でエールを交わし記念撮影。健闘を祈り別れる。オレはそれから市役所内のトイレ。3階まで上がったら人が少なかったが、小用ならまあどのフロアでもまあまあの回転だったみたい。落ち着いて7:45ごろ、H列に並ぶ。photo:@shimizuさん
さて今回は前述の通り4.5h目標に設定したが、それと同時に5.75(5分45秒)×42km=242分であることも知っていた。問題がなければ、サブ4(4時間切り)の可能性がある。また、心拍数は基本140bpmを超えないように走るのだが、150bpmまで使っていいことにした。5:30/キロの巡行なら135bpm程度であることを把握していた。タイムは、足が痛くならないこと、後半まで体力を持たせることを前提に5:30より早くならない程度で走る、ということでいくつかの基準を持っていた。
なお、この足に厳しい走り方をしたお陰でタイムは3キロ程度遅いだけで、あとはマイペースになっていっているように見える。でも、まともに走れるようになったのって小戸の先だよなあ。辛かった。なおタイムはこんな感じだ。先に見てみよう。
この辺りまでは都市部でもあり、沿線には人が多い。色んな人が応援してくれていて楽しい。この、応援ってのは参加者側にならないと解らないが、なかなか有難いものなのである。
小戸エリアから西に向かい、虹ノ松原エリアへ。道は片側1車線。焼きそばの想夫恋などの前を通り過ぎる。その先、防砂林の傍らに駐車場とトイレがあるのをオレは知っていた。と、偉そうに書くほどではないが。今回の大会では、まあまあ多くトイレが設置してあるが、道から少し離れていたり、また前半は色々書いている通りスタート前から待っている時間もあるため、走り出して最初の方のトイレは結構混雑している。が、約10kmほど走ったこの場所だとトイレ渋滞は分散しているし、何よりこのトイレは道から近い。さらにちらっと見るに人がいない。行けるうちに言っておこう、とトイレによる。これがトイレ1回目か。
林を抜け、今宿へ向かう半島、海沿いを気持ちよく走る。2023年に走った方々のブログを見ると海沿いが風も強くて寒いという話だったが、今回は風もそれほどない。面白いのは海からヨットと漁船(かな?)による応援があったこと。皆さん凝ってる!船ってクラクションがあるのね。
あと、この坂は一度予行演習で走っておいたのでそれほどきつくないことは知っていたつもりだったが、思ったより奥で折り返すのだよ。丘のピークを超え、少し下って、そこで折り返すのでもう一度登らねばならない。これが思いのほか効いたなあ。ただ登り返しはそれほど長くないから、すぐに下りになり淡々と走ることは出来る。この折り返し地点が確か丁度20km、少し進むと中間地点だよ、ということだったっけ。この20kmが2時間1分というタイム。そんなに飛ばしているわけでもないしサボっているというほどでもない。これは4時間狙えそうだぞ?ということで、このあたりからは必要以外止まらないこと、画像を撮ったりして遊ばないこととした。だから画像がこの辺からないのだよ。
補給の状況は
止まらないことにした、ということだが、補給は必要。福岡マラソンにおいては、まず水分系のエイドは充実している。3kmおき?程度でポカリスエット、水のエイドが確実にある。エイドの幅も長めにとってあるので、人が多くても少し奥でコップを取ることが出来るので水分については心配いらないと思った。食べ物もバリエーションが色々あるが、ものによっては色々食べたりする時間がかかるしすぐにカロリーとして変換出来ないため、まあ食べる必要がありそうだというものはあまりない。が、楽しんでゆっくり走るなら全エイドで食べるとよいだろうね。バナナ、牧のうどん、スポンサーによる各種お菓子、塩分チャージタブレットなどがあったと思われる。さらに愛すべき「勝手エイド」がいくつかあって、糸島地区のセブンイレブンがやってくれている雪見だいふくエイド、その他一般の方?がお菓子やら飴やらをくれたり。あ、パン屋さんがパンを配ってなかった?
こんな状況だから、ゆっくり走る分にはカロリーはあまり心配しなくてもよいかもしれない。が、炭水化物などはカロリーとして使えるようになるまでに時間が掛かるので、ちょっと急ぐ場合は得策でない。オレはバナナ、博多の女、雪見だいふく、各所に置いてある塩分タブレット、くらいしか食べなかった。楽しみにしていた牧のうどんエイドは、うどん食べてるとタイムに影響が出そうだと思って、断腸の思いでパス。ところがオレ自身は非常に燃費が悪い体を持っている。なので...
なお、梅丹本舗の製品などが好きだったのだが、天然素材の中に天然由来のドーピング禁止物質がほんのわずかに含まれていたらしく、潔く撤退してしまったらしい。残念。またパワージェルその他の製品群も勢力図がこの5年の間に色々変わっていったようで、知らない製品が増えてしまった感がある。このジェルだと、それほど速く走るわけではないオレ程度の走力なら、速度を落とさず普通に吸えたしね。味も悪くない。さて、中間地点を折り返して...
応援スタイルも色々
企業型の応援の方々は、そうやって考えるとフォルクスワーゲン・アウディ、福銀、それ以外にLINEヤフー、あとはどうだったかな...。自治会ののぼりも多かったね。地域のダンススクールも3-4あったのかな。その中でも、2か所ほどは大きなステージ型になっていて、ダンスを披露する場にもなっていたようで、最早マラソンにかこつけた宣伝、発表会、地域振興の場になっていて面白い。また最低2か所ほどはベリーダンスのお姉さま達がコスチュームに身を包んでいたり。先ほどのセブンイレブンの勝手エイド型も複数。なんとも言えないカオス感があってファンキー。九大の応援団+チアリーディングもあったし、あとは九大を降りてきた蔦屋前はブラスバンド。糸島のやや奥?に行くと、東京スカパラのようなスタイルの小さなビッグバンド(これもなかなかだった)。
とにかく、福岡マラソンは謎のお祭りだったのだ。
レースの状況に戻って
20km、ハーフ地点を過ぎて大原エリア。少し広い202に出てくる。ホテルなどが立ち並ぶ、風光明媚な一角。昔この辺の海の家でBBQしたなあ。ここでまた「KDさん!」と呼ばれる。おお、うちの営業部隊の若い衆。ほんと、よく見つけてくれるよね、有難い。応援され、元気をもらって前進する。なお、彼は以前のレースでは知り合いを見つけてはビールを飲ませていたらしいw そういうの大好きです。
25-30kmエリアは糸島半島、海沿い。これも2023年は雨は降るわ強風だわで皆さん苦労した、ということらしいが風は殆どない。あとどの地点からだったかよく覚えていないが、小雨がぽつぽつと落ちてくるようになった。気温は20度程度だったと思われ、走っている限りは全く寒くない。暑くもないので汗をだらだらかくこともこともない。Garminウォッチを見ながら、5:40/km前後のペースを保つ。人はまばらになってきているが、道が広くないので二人ほど並走している場合は恐縮ながら右車線にはみ出して追い抜いていく。この頃になると、殆ど人に抜かれることはなくなる。先にスタートした遅めの人たちをひたすら抜いていく展開。あと、20km前後の九大の坂あたりから、歩いている人が沢山出てくる。道端で足の屈伸をしている人も増えてくる。
オレ自身も25km以降の色んな痛みに注意、と思っていたが、スタート地点で足を使ってしまったので17kmあたりから色んなところが痛くて。屈伸をしても変化がなさそうだし、一度止まると走り出すのがおっくうになるし。予定通り痛いけど、気にせず走ることにしていた。事前の30kmリハーサル大事!
35km前後から糸島半島中央部に向かって内陸部を南下。確かちょっと早め、25km付近からトイレに行っておきたいかな?と思いながら走っていたが、離れた場所、奥まった場所に仮設トイレが見えるケースが多く、まだ機は熟していない、と思いながら前進していた。丁度よいところに、人もいないトイレが見えたので最後の軽量化、早々にコース復帰。また36km地点だと思うが、エアーサロンパスエイドが。もうちょっと前の方がよいのか、ここが良いのかは非常に難しいところだが、それでも有難いと思って足に吹きかけまくる。残り10km、32kmほどのあたりから、色々痛いし少しきついと思うようになっていた。
そして32km地点、残り10kmで確か残り時間1時間を切っていた。4時間で走るとすると余裕がない。少ししんどい気もするが体力的に問題はない。ストライド広げてタイム稼ぎたいが、多分足が痛くなる。小股でピッチを上げて走ることに決めた。
ゴール地点ではボランティアの高校生くん達(かな?)がフィニッシャーのタオルをくれて、メダルを首に掛けてくれる。ありがとう。allsportsのカメラマンがいたので撮ってもらう。なおゴール寸前の疾走中の時の画像も何枚か撮ってもらったのだが、しんどそうだった。途中まで笑ってたのにね。
その後はポカリスウェットとバナナ、パンをもらい、荷物受取へ。オレの12番トラックは、想定タイムがゆっくりの人が多かったはずなのでまだ人が少なく、あっという間に荷物を探してもらった。疲れたので地面に座って休み、そのまま着替え。おもてなしエリアでビールだとか色々売っていたが、雨がぱらついていたので早々に引き上げる。予定通り筑前前原駅行のシャトルバスに乗車、たまたま座れた。ちょっと足が痛いし、疲労感もあったので座れてよかったと思う56歳。雨で道路が混んでいたこともあり、20分くらい掛ったかな?糸島市役所近くでバスを降りて歩いて駅。時間帯に依ると思うがスムーズに駅まで到達、電車でも座って帰れましたとさ。関係者には、「雨も降ってるから先に帰りますね」と連絡。
ついに本番を迎える
ここまでは、余興である。本番の焼肉に向かわねばならん。いったん家に帰り、シャワー。服などを洗濯機に入れたり仕分けたり。30分だけ横になって吉塚は玄風館へ。
データ
サイト上のデータはこれ。順位的に、前を抜かすのに苦労した感じがあるなあ。最初の5kmで2000人抜かしているとは。ほんまかいな。
感想など
イベントとして、何回もやってるから仕上がっていてとてもいいじゃないですか。多くの人をうまくハンドリングしているし。コース設定も楽しい絶妙なものだし。7時間OKだから途中から歩いてもなんとか完走できそうだし。沿線は文化的にも根付いているようで応援のカオス度合いも見ていて楽しい。いいイベントですよ。マラソンはこの1回でいいや、と思っていたけど、なんだか楽しかったから来年もう1度出るかなあ。目標は3:45くらい、グロスタイムで4時間切りを目標、かな。もう少しトレーニングを続けて行けば、あと少し速くなりそうなんだけどね。他にもやることが沢山あるから、どうするかは時々ジョギングしながら体を維持しつつも考えていきますよ。
多分、エントリーして抽選に通れば走るんだろうね😁
マラソンを走ることにしたきっかけ
いや、特段たいした理由なんてないんですよ。もともと中学の時はバスケ部兼ランナーだったし。中長距離、中学で一番早かったけどきついだけで面白くないし、指導してくれる人もいなかったし。だから色んな大会に出させられたけど、結果も上手く行かないからたいして好きでもなかったな。しかしその時の貯金で30歳ごろから自転車レースを始めて、体力があるからなんとかなったり。そんなこんなしているうちに診断士試験対策を初めて5年間運動を休んで。といいつつその間にもバイク、ランはちびちび続けていたから、せっかくなので人生で一度くらいフルマラソンを走っておこう、と考えたのが2024年の正月。やっと走ったってわけ。
色んなマラソンはあるけど、やっぱり大都市系のイベントが人も多いし楽しいよね。あと、寒くも暑くもない時期にあるのはこの福岡。確かGWごろだったかな?抽選にエントリーしておいたら、無事当たっていた。2023年に職場チームでドームリレーマラソンにも出たし、ベースは出来てるなと。リレーマラソンは2km一発勝負を2回走る。実際は全力疾走。2kmを8分10秒くらいで走ることが出来たので、中距離パワーはまあまあ。
トレーニングや体作りのイメージ
👆こんなところを夜に15km走ってました。さて、まず体重。通常はだいたい68kgある。昔、自転車レースを走っていたころはレース1週間前まで体重を出来るだけ落とし65-66程度に。そして寸前3日程度は、効果はさておいて食えるだけ食うことでカロリーを保持しながらも軽めの体を作ることを心掛けていた。それは今回も同じ...だったのだが。多分、タニタの体重計で体脂肪率は14%前後。この体重計で14%くらいということは、InBodyで計ると12%弱だろう。悪くはないはず。さらに、無駄な筋肉をつけないために、夏場からほぼ上半身の筋トレはやめてしまった。
ところが結局、その分足が太くなったようで体重は全く、まっっったく落ちず、ほぼそのまま68kgで当日を迎えた。でかいペットボトルを1本、余計に抱えている計算だ。 走りについては、9月のリレーマラソンが短距離的、ストライド重視な走り方だったのでそういう足の使い方をしていた。42kmとなると瞬発的な走りは不要。そのレース以降はゆっくりでいいので少し距離を伸ばしていった。基本を10km、1回だけ30km、あとは15km前後を走っていたかな、週2程度。で、この年齢でもタイムは向上し、普通に走っているだけでそんなに急いでいなくても、もともとキロ6分でしか走れなかったのが5分程度に縮まってくる。また、ハイパワーだとストライド勝負だが、長距離走るには足が痛くならないようにせねばならん。これはストライドを小さくして1歩辺りの負荷を抑えねばならん。色々学習していったわけだ。で、ピッチで5分30秒/キロペースくらいであれば、長距離走ることが出来ることも見えてきた。大濠公園で10km走をやったり、色々試してみた。
単純にキロ6分×42キロ=4時間12分ほど。これにトイレ、補給などの時間を入れて4:30を目標とした。まあ初マラソンでサブ5なら十分だろう。あと、30km走を1回やっておいたので、25kmごろから色んなところがへんてこりんに痛くなることも知っている。これが一番大事かな。
走り方としては、最初から5:30前後を維持し、体が痛くなったら徐々にペースを落とし、まあ歩いてもいいや、くらいのキモチで。
福岡マラソンの受付など
福岡マラソンに当選すると、事務局からmailが来る。記載されたURLにアクセスすると、当日のスタート待機の位置、荷物預けのトラックの番号などが書かれている。マニュアルもダウンロード出来るが、そこにも細かい受付時や当日の動線などが記載されており、懇切丁寧だ。もともと自転車レースなどでこういうイベントは慣れていたので、説明さえ見ればだいたいイメージできる。自転車レースでは大きいのは鈴鹿8hだったり、富士ヒルクライムだったりするが、鈴鹿はキャパがでかいので細かいオペレーションは不要。ここはやっぱり富士ヒル感だな。
受付は日曜日本番にはなく、その前の金、土の2日間。場所もうまい具合に福岡市役所前が利用される。当日受付がないのは辛いが、人員確保などを含めるとやむなし、また遠方の人を宿泊させるという点もあるのだろう(ホテルは高騰するけれど)。うちらは会社メンバーで金曜に行こう、と言っていたが、急遽お客さんの訪問があって、なんとか会社を脱出。受付を済ませる。受付の動線もマニュアルに記載されていた通りで、指定された受付ブースで身分証明書を見せれば必要物が配布される。そこにはビブナンバー、計測用IDタグが入っている。申し込んでおいたTシャツも受け取る(有料)が、Lサイズはオレにはデカかった。今後はMでいいや。ん?今後もあるの?
受付のところにはお店なども並んでいるし、シューズメーカの試着ブースも。ここにあった福岡2024等と書かれた多くのランニングウェアが魅力的で、欲しい!と思ったが、我慢。また、会社メンバーの顔を見ていると飲みに行きたくなるが、これも我慢。
そう、オレはこの1週間、酒を飲んでいないのだった。えらくね?
前日である土曜日は、この日も体力を使わないように何の運動もせず。2日間は体を休めた。爺としては、上の孫の相手をして幸せに暮らしておったのじゃよ。なおレース前に少し体を動かす、というのもありだと思うが、2日休むと体が楽になることを知っていたのでそちらを優先。そして22時ごろには寝た。
コースは
レース当日の朝
レースのスケジュールから逆算して起床時間を設定。
8:20 スタート
7:55 スタート位置の入り口締め切り
7:45 荷物預け終了
7:30 中小企業診断士ランナーズ エール交換で集合
6:55 会社メンバー エール交換で集合
6:30過ぎの地下鉄
6:20家を出発
よし、5時起きだな。いつも6時に起きるが、その1時間前起床だ。起きたらいつも通りに朝食。ただし、コーヒーはなし。カフェインを少し摂りたいが、利尿作用を抑制することを優先。下手すれば、スタート地点に並んでから出発まで1時間近くある、ってことだ。それが理由で、スタート地点以降しばらくはトイレが混雑するらしい。顔を洗い、ウェアを着て、その上にジャケットとパンツで防寒。また現場の気温が読めないことからゴアテックスならぬGomi-tex、すなわちそれゴミ袋の首と腕の部分を切ったものも用意。また着替え、タオル、ギャッツビーか何かの体をふくシートなどを持って出発。
天神駅に着いて、念のためトイレに行って座る。が、家で出し切っていたので特に催す気配はない。小用はまたあとでいく。時間になると会社メンバーが天神に到着。記念撮影をし、エールを交わす。1名は会社OBで70歳の部!その次は女子1名、オレ、と続く。一番若くて30くらいかな?頑張りましょう、ということでみんなスタート地点方面へ分かれていく。
オレはH地区つまり後ろから2ブロック目からスタートで、地下鉄の駅からまあまあ近い位置。早く地上に出ても寒いし人も多いので、新しいビルの地下で床に座ってストレッチしたりして時間を過ごす。7:15くらいにウェアのみ着て外に出てみる。寒くない。ゴミテックスはしまい込む。着替えやタオルを入れた荷物を預ける。
続いては診断士チーム、当初4人だったが1名受付不能ということで残念ながらDNS、男3人でエールを交わし記念撮影。健闘を祈り別れる。オレはそれから市役所内のトイレ。3階まで上がったら人が少なかったが、小用ならまあどのフロアでもまあまあの回転だったみたい。落ち着いて7:45ごろ、H列に並ぶ。photo:@shimizuさん
レーススタート~渋滞
レースは8:20スタートとなっている。確か10分ほどまえだったかな、前方に移動してください、というアナウンス。徐々にスタートラインに近い方向に移動していく。しばらく歩いているといよいよ時間になりスタート。ほぼ最後列(後ろから2番目のブロック)だったので前方がどうなっているかわからないが、クラッカーと拍手が聴こえる。スタートだ。オレも含めて周りの皆さんも拍手。しばらく歩いていたが、少し早歩きくらいになってくる。ようやくオレの古巣の天神ビルが見える渡辺通りに入り、スタートラインを越える。ここでGarmin Forathlete945のスタートボタンを押す。なおガーミンには福岡マラソンのコースデータを入れておいたが、あまり見なかったな。いつも使っている、「時間、距離、推定時間/キロ(=ペース)、心拍」の4つを表示させた画面をずっとみていたなあ。時々画面をスクロールさせ、現在時刻を確認する程度か。
さて今回は前述の通り4.5h目標に設定したが、それと同時に5.75(5分45秒)×42km=242分であることも知っていた。問題がなければ、サブ4(4時間切り)の可能性がある。また、心拍数は基本140bpmを超えないように走るのだが、150bpmまで使っていいことにした。5:30/キロの巡行なら135bpm程度であることを把握していた。タイムは、足が痛くならないこと、後半まで体力を持たせることを前提に5:30より早くならない程度で走る、ということでいくつかの基準を持っていた。
話はスタートラインへ。越えるときには号砲からちょうど10分ほど経っていた。まあ、こんなものだろう。過去の人のブログを見ていると、20分掛かったという話もあった。天神地区を出発し、那の津通りに出て左折、つまり西に向かう。出発してこの那の津エリアはほぼパレードランで、時計を見ると7:00/km程度を示している。しばらく走っても速くなる感じは全くない。まあ、ほぼ最後尾スタートだからなあ。隙間を見つけては前に出る、を繰り返していたら疲れてしまった。足を使ってしまったなあ。隙間を探すとだんだんコースの右に寄ってしまい、結局はコースからはみ出して前に出てはコース内に戻る、を繰り返すことになってしまう。
自己申告はやや自分にはハードだ、という目標タイムにしましょうね。
なお、この足に厳しい走り方をしたお陰でタイムは3キロ程度遅いだけで、あとはマイペースになっていっているように見える。でも、まともに走れるようになったのって小戸の先だよなあ。辛かった。なおタイムはこんな感じだ。先に見てみよう。
確かに最初の4kmは苦戦している。6キロになると前があいたようで、一瞬5:09になっているが、時計を見てゆっくり目に修正している。さて今回は家族の応援もあった。これがなかなか嬉しい。こちらの大体の居場所は、オンラインで見えるようになっている。最初の5kmのセンサーを切ったら、次の5kmはそのペースで前進する、という形で疑似的に位置表示がされるアプリがある。家族たちはそのデータを見ながら待っていてくれた。室見川を超えたミニストップ前。最初の3キロが遅かったので、位置情報は遅かったらしいがいきなりオレが現れたらしい。確かにそうなるよね。今回は妻、娘二人、それぞれの孫の計5人が待っていてくれた。嬉しくて楽しいね。孫たちはきょとんとしていたが...そりゃそだな。トイレ以外で足を止めたのはこのタイミングの10秒だけ。動画を撮っていたつもりが撮れてなくて残念。
マリナタウンイオンを通り過ぎ、旧マリノアシティの橋。前半はほぼフラットだが、ここだけが上り坂。見た感じ、人が凝縮しているように見えることもあっていい感じ。上りは一生懸命走らないのでちんたら登る。その後は小戸公園を南下、202に合流する右折で10kmだったかな。この頃、ようやく自由に走れるようになったような記憶がある。ここからしばらくは、見慣れたR202の景色を見ながら西へ移動。タイムをちらっと見ると、特に問題なく6分以内で巡行出来ている様子。
この辺りまでは都市部でもあり、沿線には人が多い。色んな人が応援してくれていて楽しい。この、応援ってのは参加者側にならないと解らないが、なかなか有難いものなのである。
小戸エリアから西に向かい、虹ノ松原エリアへ。道は片側1車線。焼きそばの想夫恋などの前を通り過ぎる。その先、防砂林の傍らに駐車場とトイレがあるのをオレは知っていた。と、偉そうに書くほどではないが。今回の大会では、まあまあ多くトイレが設置してあるが、道から少し離れていたり、また前半は色々書いている通りスタート前から待っている時間もあるため、走り出して最初の方のトイレは結構混雑している。が、約10kmほど走ったこの場所だとトイレ渋滞は分散しているし、何よりこのトイレは道から近い。さらにちらっと見るに人がいない。行けるうちに言っておこう、とトイレによる。これがトイレ1回目か。
林を抜け、今宿へ向かう半島、海沿いを気持ちよく走る。2023年に走った方々のブログを見ると海沿いが風も強くて寒いという話だったが、今回は風もそれほどない。面白いのは海からヨットと漁船(かな?)による応援があったこと。皆さん凝ってる!船ってクラクションがあるのね。
ずるいんだけど、オレは自転車レースを走ったりしていたこともあり風への対応も考えていた。ところどころ向かい風が当然吹くわけだ。正直、後ろからの追い上げだったために同じくらいのペースの人は殆どいなかったが、それでも向かい風区間では集団の中で風に当たらないようにしていた。このあたりは今回はあまり活きなかったが、次回以降は存分に役立つだろうな。さて今宿近辺に差し掛かる。仕事関連の場所を通り抜けたりして。
画像を見ると14.3kmということか。いったん裏道に入り、再度202に戻る。今宿交差点エリアを少し過ぎて北上する道に入ると、「KDさーん!頑張って!」と声を掛けられる。同僚のWさん。いやあ、有難いね。言葉を交わし手を振る。横浜エリアを北上、途中から西向きに。これをほぼ直進すると、九州大学の坂に入る。坂については「走らない」作戦を執ることにしていたので、ゆっくりと登っていく。まあそれほど急なわけではないので今まで通り走れないこともないと思うのだが、やっぱり負荷は大きいはずなのでじわじわと前進。ここでは九大の応援団+チアリーディング部による応援がある。なんだか見応えがあったのでじっくり見たいが、そうもいかないので淡々と走る。
あと、この坂は一度予行演習で走っておいたのでそれほどきつくないことは知っていたつもりだったが、思ったより奥で折り返すのだよ。丘のピークを超え、少し下って、そこで折り返すのでもう一度登らねばならない。これが思いのほか効いたなあ。ただ登り返しはそれほど長くないから、すぐに下りになり淡々と走ることは出来る。この折り返し地点が確か丁度20km、少し進むと中間地点だよ、ということだったっけ。この20kmが2時間1分というタイム。そんなに飛ばしているわけでもないしサボっているというほどでもない。これは4時間狙えそうだぞ?ということで、このあたりからは必要以外止まらないこと、画像を撮ったりして遊ばないこととした。だから画像がこの辺からないのだよ。
補給の状況は
止まらないことにした、ということだが、補給は必要。福岡マラソンにおいては、まず水分系のエイドは充実している。3kmおき?程度でポカリスエット、水のエイドが確実にある。エイドの幅も長めにとってあるので、人が多くても少し奥でコップを取ることが出来るので水分については心配いらないと思った。食べ物もバリエーションが色々あるが、ものによっては色々食べたりする時間がかかるしすぐにカロリーとして変換出来ないため、まあ食べる必要がありそうだというものはあまりない。が、楽しんでゆっくり走るなら全エイドで食べるとよいだろうね。バナナ、牧のうどん、スポンサーによる各種お菓子、塩分チャージタブレットなどがあったと思われる。さらに愛すべき「勝手エイド」がいくつかあって、糸島地区のセブンイレブンがやってくれている雪見だいふくエイド、その他一般の方?がお菓子やら飴やらをくれたり。あ、パン屋さんがパンを配ってなかった?
こんな状況だから、ゆっくり走る分にはカロリーはあまり心配しなくてもよいかもしれない。が、炭水化物などはカロリーとして使えるようになるまでに時間が掛かるので、ちょっと急ぐ場合は得策でない。オレはバナナ、博多の女、雪見だいふく、各所に置いてある塩分タブレット、くらいしか食べなかった。楽しみにしていた牧のうどんエイドは、うどん食べてるとタイムに影響が出そうだと思って、断腸の思いでパス。ところがオレ自身は非常に燃費が悪い体を持っている。なので...
こんなジェルを5つ持っておいた。走りだす寸前には量が多い安価な、180kcal程度の市販のジェルを飲んでおいた。その後は40分に1つ程度、これを摂取。その後にエイドで水を飲む。なお前日までにも多めに炭水化物を摂っておいた。効果は定かではないが、今回はエネルギー切れは完全に防げた。なおこの「オレは摂取す」という謎のジェルだが、オレが自転車レースを休んでいた5年の間にリリースされたっぽい。水産食品の会社がやっていたような。この名前の由来などは謎だが、一つあたり2-300円で100kcal程度だと思うが、必要十分なマルトデキストリン主体のジェルだったぞ。120くらいあると、余裕分として有難いのだが。
なお、梅丹本舗の製品などが好きだったのだが、天然素材の中に天然由来のドーピング禁止物質がほんのわずかに含まれていたらしく、潔く撤退してしまったらしい。残念。またパワージェルその他の製品群も勢力図がこの5年の間に色々変わっていったようで、知らない製品が増えてしまった感がある。このジェルだと、それほど速く走るわけではないオレ程度の走力なら、速度を落とさず普通に吸えたしね。味も悪くない。さて、中間地点を折り返して...
応援スタイルも色々
今津・大原地区へ。2週間前に30km走った時は、この九大の坂は30km中20kmだったから大したことなかったが、冷静に考えるとここで「まだ半分か!」という気分になる。この坂の先あたりは応援の人たちはまばらで、オフィシャルの人たちがぽつぽつと立っていて応援してくれるのだが、福銀チームの方々が物凄い大人数、青いジャンパーを着て応援してくれる。応援と言えば、小戸のフォルクスワーゲン・アウディの前にもディーラーの人たちがずらりと応援してくれていたな。
企業型の応援の方々は、そうやって考えるとフォルクスワーゲン・アウディ、福銀、それ以外にLINEヤフー、あとはどうだったかな...。自治会ののぼりも多かったね。地域のダンススクールも3-4あったのかな。その中でも、2か所ほどは大きなステージ型になっていて、ダンスを披露する場にもなっていたようで、最早マラソンにかこつけた宣伝、発表会、地域振興の場になっていて面白い。また最低2か所ほどはベリーダンスのお姉さま達がコスチュームに身を包んでいたり。先ほどのセブンイレブンの勝手エイド型も複数。なんとも言えないカオス感があってファンキー。九大の応援団+チアリーディングもあったし、あとは九大を降りてきた蔦屋前はブラスバンド。糸島のやや奥?に行くと、東京スカパラのようなスタイルの小さなビッグバンド(これもなかなかだった)。
とにかく、福岡マラソンは謎のお祭りだったのだ。
レースの状況に戻って
20km、ハーフ地点を過ぎて大原エリア。少し広い202に出てくる。ホテルなどが立ち並ぶ、風光明媚な一角。昔この辺の海の家でBBQしたなあ。ここでまた「KDさん!」と呼ばれる。おお、うちの営業部隊の若い衆。ほんと、よく見つけてくれるよね、有難い。応援され、元気をもらって前進する。なお、彼は以前のレースでは知り合いを見つけてはビールを飲ませていたらしいw そういうの大好きです。
25-30kmエリアは糸島半島、海沿い。これも2023年は雨は降るわ強風だわで皆さん苦労した、ということらしいが風は殆どない。あとどの地点からだったかよく覚えていないが、小雨がぽつぽつと落ちてくるようになった。気温は20度程度だったと思われ、走っている限りは全く寒くない。暑くもないので汗をだらだらかくこともこともない。Garminウォッチを見ながら、5:40/km前後のペースを保つ。人はまばらになってきているが、道が広くないので二人ほど並走している場合は恐縮ながら右車線にはみ出して追い抜いていく。この頃になると、殆ど人に抜かれることはなくなる。先にスタートした遅めの人たちをひたすら抜いていく展開。あと、20km前後の九大の坂あたりから、歩いている人が沢山出てくる。道端で足の屈伸をしている人も増えてくる。
オレ自身も25km以降の色んな痛みに注意、と思っていたが、スタート地点で足を使ってしまったので17kmあたりから色んなところが痛くて。屈伸をしても変化がなさそうだし、一度止まると走り出すのがおっくうになるし。予定通り痛いけど、気にせず走ることにしていた。事前の30kmリハーサル大事!
30km前後の海釣り公園前で、AllSportsのカメラが撮ってくれていた。いい場所だね。本当はもう少し開けた場所なんだけど、後ろに沢山人が写っているので昨今のトレンドとしてカット。この辺りは色々痛いのだが、心拍も135前後だしペースも変わらない。顔を見る限りはコンディションは悪くなさそうだね。この30km以降は海辺の道にありがちなアップダウンが増える。特段、急には感じないが明らかにタイムが落ちる。多くの人たちが歩いている。足を使わないようにそろそろと坂を上る。このあたりに愛する牧のうどんのエイドがあったが、残念ながら見送る。
35km前後から糸島半島中央部に向かって内陸部を南下。確かちょっと早め、25km付近からトイレに行っておきたいかな?と思いながら走っていたが、離れた場所、奥まった場所に仮設トイレが見えるケースが多く、まだ機は熟していない、と思いながら前進していた。丁度よいところに、人もいないトイレが見えたので最後の軽量化、早々にコース復帰。また36km地点だと思うが、エアーサロンパスエイドが。もうちょっと前の方がよいのか、ここが良いのかは非常に難しいところだが、それでも有難いと思って足に吹きかけまくる。残り10km、32kmほどのあたりから、色々痛いし少しきついと思うようになっていた。
そして32km地点、残り10kmで確か残り時間1時間を切っていた。4時間で走るとすると余裕がない。少ししんどい気もするが体力的に問題はない。ストライド広げてタイム稼ぎたいが、多分足が痛くなる。小股でピッチを上げて走ることに決めた。
終盤、このタイミングからデータ的にもピッチが上がっておる。Garminウォッチを見るがタイムは変化なし。心拍は140を超えたあたりで、まーこれは想定通り。まわりで応援してくれる方々の声は「あと〇〇キロ!」に変化してくる。この辺からは他に書くことがなく、ひたすら走っているだけなのでゴール近くに話題はワープ。40km地点まで来た。実はこの40kmからが異常に長く感じたのだよ。40-41、41-ゴールまでが。確か田んぼの中を走る狭めの道路がゴールに近づくルートだったと記憶。時計を見ると、確か残り2キロ地点で残り12分程度だったと思う。失速したら4時間以内に戻れないぞ?と強く思って頑張って速度を維持。体は動くが、とにかく長いので結構しんどく感じる。直線なので、かなり遠くにゴール地点が見える。この辺りは歩いていた人々も最後のひと踏ん張りで走り出す感じ。何とかゴール。手元タイムは3時間59分の様子。
ゴール後の動線など
ゴール地点ではボランティアの高校生くん達(かな?)がフィニッシャーのタオルをくれて、メダルを首に掛けてくれる。ありがとう。allsportsのカメラマンがいたので撮ってもらう。なおゴール寸前の疾走中の時の画像も何枚か撮ってもらったのだが、しんどそうだった。途中まで笑ってたのにね。
その後はポカリスウェットとバナナ、パンをもらい、荷物受取へ。オレの12番トラックは、想定タイムがゆっくりの人が多かったはずなのでまだ人が少なく、あっという間に荷物を探してもらった。疲れたので地面に座って休み、そのまま着替え。おもてなしエリアでビールだとか色々売っていたが、雨がぱらついていたので早々に引き上げる。予定通り筑前前原駅行のシャトルバスに乗車、たまたま座れた。ちょっと足が痛いし、疲労感もあったので座れてよかったと思う56歳。雨で道路が混んでいたこともあり、20分くらい掛ったかな?糸島市役所近くでバスを降りて歩いて駅。時間帯に依ると思うがスムーズに駅まで到達、電車でも座って帰れましたとさ。関係者には、「雨も降ってるから先に帰りますね」と連絡。
ついに本番を迎える
ここまでは、余興である。本番の焼肉に向かわねばならん。いったん家に帰り、シャワー。服などを洗濯機に入れたり仕分けたり。30分だけ横になって吉塚は玄風館へ。
3人で打ち上げだ。しっかりした肉でうまい。辛口の肉がうまいのだが、死に辛を一つだけ食べたら、これがなかなか死に辛だったので注意。その次は...
箱崎にあるバー。一応名目上はロックバーということらしいのだが、ファンク、ソウル、ロック、様々なジャンルを掛けてくれる。多分、アナログ盤だらけで難しいだろうからと思うが、マスターとしては「ごめん、リクエストは受けてないんだよ」とのことだった。それでもこの日は少し懐かしいオアシスだったり、またジョンレノンだったり。満足!
データ
サイト上のデータはこれ。順位的に、前を抜かすのに苦労した感じがあるなあ。最初の5kmで2000人抜かしているとは。ほんまかいな。
続いて生データ。
感想など
イベントとして、何回もやってるから仕上がっていてとてもいいじゃないですか。多くの人をうまくハンドリングしているし。コース設定も楽しい絶妙なものだし。7時間OKだから途中から歩いてもなんとか完走できそうだし。沿線は文化的にも根付いているようで応援のカオス度合いも見ていて楽しい。いいイベントですよ。マラソンはこの1回でいいや、と思っていたけど、なんだか楽しかったから来年もう1度出るかなあ。目標は3:45くらい、グロスタイムで4時間切りを目標、かな。もう少しトレーニングを続けて行けば、あと少し速くなりそうなんだけどね。他にもやることが沢山あるから、どうするかは時々ジョギングしながら体を維持しつつも考えていきますよ。
多分、エントリーして抽選に通れば走るんだろうね😁