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XTR M960Series w/970 w/988

 

最初に買ったMTB、Giant DS-1 Warpには、Sramのグリップシフトのものが付いていた。これ、小気味いいし、気に入っていた。なんとなく、頭を使わなくても感覚でシフト出来る。楽しませてもらった。このGiantは知人に売却した。

続いてスカルペル。当初、Mega9(=9速)のLX(現、SLXクラス)をメインにリヤディレイラーのみXT。全く問題なく使用したが、オレの頭ではシフトのときアップかダウンか考えてしまうことがあった左右の動きを統一出来ればということで、リヤディレイラーをトップノーマル(何もしていないときトップ)のものから、XTR96のローノーマルタイプに換えてみた。これがよかった。前後(両手)とも人差し指側がシフトダウン、というイメージが出来上がり、感覚的なシフト操作に繋がった。まー、それまでのトップノーマルも慣らせばいいんだろうけど

96XTRは、普通のトリガーシフタータイプのラインアップがなく(あったのかな?)、デュアルコントロールレバーがメインになっていた。これは頭では理解しながら、自分の感覚に合わないなあと思い、互換性がある95XTRのレバーを買ってきた。すると?フロントのシフトが実に快適になった。ディレイラーより、シフターが効果ありと感じた。その後、ついでにフロントディレイラーもXTRに交換してしまうんだけど。その後、95XTRのシフターでもよかったが、一度触ってしまうと戻れない...ということで、その後2台とも97のシフターを採用。これ、実にいい。98のものも多分同様でしょう。その間、リヤコグも当然のごとく96XTRの11-32Tを導入。もう一台には97XTRの11-34、これが王滝では大活躍。実は97の11-34、1個新品のときに山で曲げてしまって買い直したよ。

とまあ、この仕様で使っていたが、5年使用したFDがついに10年のルイガノカップ走行中にご臨終。バンドのめねじがすっぽぬけた。トルク、弱めだったのに...。これは経年劣化でしょう。その翌週は王滝。96、97は入手できず焦る。XTを見つけてきてなんとか参戦。しかし、同じタイプのFDながら、XTは王滝でトラブル。形状として、上面の機構にフラットな部分があるためそこに小石や砂が堆積すると、シフトダウンできなくなってしまう。王滝ではいい調子で走っているときにこの症状が出て、上りに差し掛かるところで数回ストップ。この時は体調も悪く、結果タイムはダウン、7時間9分。今は97XTRを入手して保有中。

どちらにせよ2台分のXTR群、使用して数年経つわけで、さすがにそろそろ消耗を考えねばならんのでしょう。全て98に...と思ったが金がなく、また、まだ使えるのに勿体無いので、内側2枚のギヤ板を新品に。ミドルは純正、インナーはカナダ産のBlackspire。これで、歯が削れたゆえのチェーンの詰まりはなくなった。ギヤ板を止めているボルトの反対側の保持がしにくいなあ。あの工具なんとかならない
Scalpel、Fuelに続いて、fuelからの移植でFoesにも同じく全てXTR96を採用しているが、なんと折角交換したクランクのミドルギヤとインナーギヤを岩でヒットで曲げてしまった(2011/3)。さすがのXTRでも歯が曲がることがあるんだなあって感じ。よって、今はFoesをメインで使うことが多いのでScalpelからパーツを取ってきて、2個1でこの状況をしのぐことにする。でも、秋の王滝があるからスカルペルも復活させないとね。

96については、デザインや色が格好いいと思う。97もしっかり感強いが、真面目すぎる。しかし、どこかで98に移行せざるを得んのでしょう。出来れば、Dyna-sysつまり10速である98XTRに進化させたいけど、全体を換えなきゃいけないのでお金が掛かっちゃう。あー、スカルペルで一発投資すっか。しかし子供の学費が...。バモスの車検が...

重量があり王滝などシビアコンディションで使用するスカルペルはいずれ98XTR、軽量で短距離一発モノで使うFoesには96+97XTRで凌ぐのが理想か。問題は98にはローノーマルがない。バイクを換えると操作が換わるのは避けたいなあ。両方トップノーマルに持っていくしかないか。しかし、スカルペル自体を29erへリプレイスする案もある。大型投資はもうちょい様子見か?ああ、AnthemX29er...。

XTRってのは耐久性よりも軽量であるとか、一発勝負用なんでしょう、本来。レースで勝つための機材。しかし、見た目もいいし高硬度の部材だし、結果長持ちしたように思います。

98XTRは魅力だけど、必要あるかと言われると、96で満足ですってところ。結果、9速での延命が得策であろう。

11/04

結局、リヤディレイラーは自らのナラシのために97トップノーマルに変更。で、これがまた、変速がめちゃめちゃ速くて、イイ!MTB2台ともそうした。スカルペルはXTのFDをやめて、これも97に換装。具合がよろしい。9速で延命中!

美しい!


下が、新しいインナーギヤ。Blackspire、多分カナダの会社。純正より少し安い。センターギヤはスパイクやらいろいろなシマノならではの機能が入っているが、インナーはそういうものはないので、安かったので採用。古いギヤは進行方向(Imageでは右)が摩耗しているのがよくわかる。この程度でも問題はないが、チェーンを新品にするとかみ込むケースが出る。

しかし、装着して1ヶ月、早くもBlackspireを山でヒット。とほほ。その後、純正インナーが出ていたので安価に交換。

 

11/08

延命中!と書いたばかりだが、Foes、ScalpelそれぞれについているRD-M971-SGS、揃いも揃ってこの8月に壊してしまった。とてもハートブレイク?なのである。

Scalpelで楽しく山遊びをし、さあ最後にスプリントでもやって帰るか!と走ったところ、突然クランクが止まった。ん?見ると、リヤホイール真ん中あたりに茶色い何かが巻き付いている。太い蔓?と思ったが甘かった。それはぶっとい針金。さわってもびくともしないくらい。それがリヤコグ、ホイール、ディレイラーに絡み付いている。こりゃ大変だぞ。慎重にほどいて行くが、これは被害がでかそうだ。なんとか取れたが...→

 

カセットは大丈夫だったが、見ての通り。特にこのスカルペルのRDは新品のようにピカピカだったので、ショックは隠せない。部屋に帰って冷静に見ると、どうやらケージが曲がっているだけの様子。そこで。

 

早速チェーンを切ってディレイラーを分解。ふむ、これなら行けそうだ。ってことで、新品のようによみがえった。

続いてFoes用のRD-M971。飛行機輪行のあとホイールをフレームに入れようとすると入らない。ディレイラーが動かないのだ。ディレイラーのケージが押され続けて、間のねじが挟まるようになって動かない。力を加えて戻した。変速は出来るが、レース中「ぐぎがぎごぎ...」と変速するときに着いてくるかどうか怪しいので、やむなくこちらは新品に交換することに。保険を使おうかとも思ったが、この金額だからとりあえずいいや...。

 

ということで、今のところは新品同様にそれぞれなりましたとさ〜。涙。

★わかったこと。96XTRより軽量化が進み、97以降のXTR RDは本来の目的以外の場面では圧倒的に弱い。全く同じ部分を、2個壊した。輪行のときはフレームから外すべきだ。面倒だが、そうすることで理想的なシフティングが得られる。



XTR98のブレーキ導入

やっちゃいましたよ。その経緯は色々読んでくださいませ。シマノ鈴鹿の試乗コーナーで悟った。で、導入。

右の真ん中のImageのツールで不リーディング可能。「じょうご」だけは別売りなので注意。今回のシリンジはKTCのもの。これについていたホースは、ミネラル向きではない。結局、使いにくいがシマノ純正のこのパイプがベスト。あとは、マニュアル通り。

その後、一晩ぶら下げてもう一度エア抜きするともう少々エアが出る。

今まで使っていたXT96のブレーキでも十分だったが、98は驚異的だった。平地では、ブレーキを握りしめるということはないだろう。王滝でも、当て効きだけで終わった。それだけよく効いて、コントローラブル。びっくりだ。

ただし、XTRのブレーキはその価値は理解するが、高価。宝石のようだ。とりあえずは、通常の金属であるXTで、十二分と思われる。

あっ。Foesにはリヤに140mmのブレーキローターを装着。まだ乗ってないや。

★いいのはいいんだが、引きしろをもう少し小さくしたい。パッドが減ると、引きしろが増える。これ、何かTipsはないかなあ。黄色いブロックのかわりに、小さいものを挟んでエア抜きか?

20111030追加

さて2セット目のXTR98のブレーキを装着した。1セット目は王滝用スカルペル。その効果は絶大だった。んで、こいもにーどめーならー、かどうかはさておき、XT76×2、XTR98×2とディスクブレーキ装着をやっていると、機種ごとに見えてくるところがある。さて今回Foesに装着したのは、前回同様988ブレーキと985キャリパーだ。不リーディングそのものは説明書の出来が良いので、基本的にそのままやればよい。

ただ、コツがある。大きく5段階あると認識しているが、一発目が肝要だ。ここで余計なことをすると、労力が増えるんじゃなかろうか。

・最初にシリンジ(注射器)とチューブでミネラルオイルを、キャリパー側から、ずずずいっとレバー側まで到達させる。この時、まずオイルをシリンジ+チューブで吸い上げるが、ここで既に勝負が。お医者さんで注射を打ってもらう時、針からあふれさせる。これと同じことをして、エア抜きをしっかりやっておくこと。また、シリンジは精度が高いものを使うこと。これで、余計なエアを最初から排除した上でずずいっとオイルを注入することが出来る。

・また、ホースに管を打ち込むのも、弱い力でこつこつやっていると、ホースの変なところを打って痛めてしまう。だったら、精度高くがしっと打ち込んだ方が結果、早い。

・エア抜きは5段階。1.まず冒頭通り、じょうごにあふれさせる時。最初にきちんとやっておけば、ここでは気にしなくていいくらい。2.自然にオイル落下。3.さっと握って一気に排出。4.レバー側、じょうごの中を見ながらゆっくりレバーを動かす。このときにレバーの角度を換えたりホースを動かしたり。5.一晩、レバーを上にしてつるす。その上で4.を繰り返す。

すると、どんどんと気泡が出てきて「オレってやるじゃん」という気分になれる。

上述の、引きしろについてはもうちょっと研究。どうも、オイルが中にどれだけ入っているか、というのとも違う事象にコントロールされているように感じる。エア抜きし直してもいっしょ。結論は、どうやら右手の握力が左手より強い、というアホな話になりそうな気もする。引き続き情報を求めます。でも、このブレーキって本当にいいね。


わかるかな...フェチな具合が。フロント160mm、リヤ140mm。お尻がキュッとなった女性のようだ。


140mmローター。未使用。


なんでこんなにブレーキImageなの?ま、感じて下さいな。


11/11/20