Mavic Ksylium SLR 2012

このホイール。性能やらなにやらは、全く気にせず購入。正直、見た目だ。ところが、こっそりとメンバーよりも速いスピードでさりげなく走らねばならないオレは、重量を重視する。ついでに、硬いホイールがどうも好きみたい。

で、まず見た目。オレはロードバイクのホイールを格好いいとおもっていない。それは、リムの色だ。Fulcrum Racing Zeroは見た目で買ったが、あれはリムのブレーキ面の銀色が目立たない。どうも、あの部分が美しくない、とMTB派のオレは思うのだった。

んで、シマノ、マビック、フルクラム、イーストンなどからMerlin CRのチタンフレームに似合うのはなにか？を一生懸命考えた結果、これに。

バイクが４台、ホイールが5-6セットあるオレとしては、買ったはいいが距離が伸びん。なので、やっとこさ半年、2500km経った今だからこそインプレが書ける。

このホイール、前述の通りポイントは見た目だ。同じような見た目で、ちょっとだけ高いR-sys SLRというのもある。共通点はExalith（源氏名エグザリット）というブレーキ接触面を採用しているところ。リムは同じだろう。R-sysになると、フロントは全て丸断面のカーボンスポーク。リヤは共通で、ドライブ側はアルミ、反ドライブ側は丸カーボンスポークだ。

率直なインプレをいくつか。オレはこのホイールをチタンのMerlinに組み合わせている。結果、よくわからん。←こらっ。

ホイールとしては、1400g程度と軽量だ。この軽さはバイク全体の軽快感につながっている。

RacingZero比だから何とも言えんが、「真円度が高いのに決して硬くなく、乗り心地がよい」。これは不思議な感じだ。乗り心地につながるのはどちらかというとリヤホイールだが、半分がカーボンスポークというのが効いているのかもしれない。

ホイールではないが、このMavicプロデュースのビットリアのタイヤ、よく出来ている。これはまた別ページで。

ポイントのエグザリットだが、実は大したことない。はっきりって、普通のシマノ、フルクラムの方がブレーキはよく利く。見かけ倒しで、よろしくない。いや、それがいいのか。また、ブレーキ面は強化してあるということだが、砂や石を噛んだら簡単に削れてしまう。見ての通り、男らしい荒々しいホイールが簡単に出来上がる。オレみたいに、バカみたいに300km一気バシリをして、ノーメンテの人は、買わない方がよい。普通のリムなら、ブレーキのタッチが悪くなって行くのでメンテしたくなるところだが、これはそう言う意味で経年劣化や変化が少ない、のかもしれない。

排水性。ほんの少しだけ、普通のリムより雨が降った時はマシかも。でも、期待しない方がいい。つい普通の制動力を期待してしまうが、全くそんなことはない。

と、なんだかよくないように書いたが、凝縮すると：

乗り心地がよく、真円度が高い。軽量。ヒルクライムレースなどでも真価を発揮しそう。見た目はよい。ハブも頑丈。機械式ベアリングで、回転については特に問題ない。ただしエグザリットだけは過度に期待しない方がよい。見た目のためのものと考えるべし。

つまり、実は買いなんである。そんなオレは、Mavicの商業主義にはまってしまったのか？？

￥194,250　2011/11購入 1410g

環境が悪いと、どうしてもこんな感じに。それでも、十分格好いいし優れたホイールだね。


ハブまわりはカーボン武装され、やる気満々。スポークも堅牢な感じで、且つエアロ。

充実の付属品。ブレーキシューは純正は高い。SwiSSStopの緑そのものという情報？