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2010/5 ルイガノカップMTB5時間耐久一人旅2010/5/22 富士見高原スキー場 |
エントリーフィーの安さにMTBレースは、マイナーな物、メジャーな物と色々取り混ぜて、色んなエリアでやっている。Jシリーズという、真剣に勝負をするオフィシャルな世界もあるが、それは一握りの世界であって、オレたちお遊び草レーサーには無縁だ(あと10歳若ければチャレンジしたかもね)。しかし、そうでないMTBレースも基本はやっぱりしんどくて、しかし楽しい、というのが大いなる共通点。その頂点は王滝100kmなんだろうね。 と、色んな雑誌やネットでレースを調べていると、ルイガノカップが目に留まった。何かの雑誌だったとおもう。めくっていてびっくりした。誤植か?ゼロ一つ足りない?ソロでエントリーしても、エントリーフィーが1000円なのだ。うーむ、雨が降ったらDNS(スタートしない=リタイヤ)もありだな。場所は名古屋からほど近いエリア。5時間耐久か、王滝の前の週のエクササイズとしてはちょうど良いなあ、と思いエントリー。 エントリー前に前年、09年のリザルトをチェック。チームは沢山出ているがソロは30名程。ふむ、30名なら10位を目指そう。コースは短い所を回るんだが、その割には平均時速が低いな...ということはもしかしてきついのかな? 移動右のImageをご参照あれ。 約3時間、ナビなどが示す通りに到着。朝の中央道はすがすがしい。しかし、アクセルをがんがん踏んでいくと小排気量で重量が重いバモスは燃費が極端に悪くなる。その分、帰りはとてもよいことになるんだが。 会場入り〜試走今回のスカルペル。特に変わった所はないが、不必要な物をとっぱらってある。登りが多そうなのでカセットは34t(がはは)。サドルは散々迷ったが、先週中津川に行った時、やっぱりスペシャライズド系はちょっとだけ硬いので尻が痛くなる(コカンへは好影響なだけに惜しい)ため、アリオネ復活。また最近、リスキン(擦れないようにお尻というか股間に貼るシール)を時々使っているが、ロングライドには非常にいいことを最近実感。150kmほど走ると、腫れたようになるがそれが防げる。今後ロングライドでは常用か? 初出場のルイガノカップ。会場はスキー場だが、オフシーズンのスキー場も悪くないね。ゲレンデがいくつあるのかよくわからないが、メインゲレンデ(短いけどね)らしきところは緑に草が茂っていてよいかんじだ。そこにぼちぼちとテント、タープを皆さん張っている。オレは大きなテントの下が空いていたのでそこに陣取る。テントといっても、5時間耐久ソロだから気が利いた場所に留まる必然はないわけだが。 さてコース。ネットで人が書いているのをチェックしていたが、初心者向きといいながら結構きついという記述が多かった。そしてオレもその通りの感想を持った。スタート地点から行けば、まずルイガノのアーチ下、そこからぐっと登る。距離は短いが草が茂っていて進まない。ソロのオレたちはインナー×ローが基本となる。続いて平地、軽い草の下り、一瞬平らなアスファルト、リフト下のまあまあの下り(皆さんてこずっていたポイント)、林間ダブルトラックというか遊歩道みたいなところを延々と。この間も細かいアップダウンがあって休めない。グラベル下り、折り返してグラベル登り、途中からそこがターマック、駐車場、土手を上ってちょっと走らせにくい登り、駐車場、スタート地点へ。 リフト下の下りは楽しいが、一人で何周も回っていると腕が最後疲れたね。また不慣れな人に迷惑を掛けずにパスする、とか、そういう意味では難しいところ。アスファルトの登りは最初余裕だったが、1時間経過したらインナーローを駆使したりして。また林間コースも細かい登りではインナーローを多用した。砂利にも一部気をつかった。 試走は2周行ったが、試走なのに、2周目で心拍が170前後となる。これはいかに途中でさぼるかがポイントだな、と思ったわけだ。なお、コースは景色もよく、大変モチベーションが上がる。程よく涼しいし、走っていて楽しいコースであることは間違いない。苦しいけどね :p 走ってみると、休めない。足を使わされる。難易度はそうでもないが、きついもんはきつい。難易度はやっぱり滋賀の「グリム」だね。あそこはソロで行く気が全く!全く!!ない。 レース本番会場に入る前に、IDタグの配布を受ける。集合場所に並んで受け取り、そのままコースへ。急ぐ気がないので一番後ろにいたんだが、「ソロの人はこちらです」と案内されてスターティンググリッドは真ん中あたり。 9時にスタートとなり、飛び出す人も沢山いるがオレのようにちんたらスタートする人もまた沢山。1,2周と見ていると平均速度が上がらないし、しかし心拍は160-170をうろうろしている。これはきついなあ。とりあえずいつも通り、下りと平地は飛ばすが登りは飛ばさない作戦で1時間程度走っていた。 平地でフロントをミドルからアウターに上げた所で小さくばきっと音がして、ギヤがあがらなくなった。手元のワイヤー調整をしたら上がるが、異音。見るとフロントディレイラーの角度がずれている。これはいかんと思いピットインしてチェックしたら、なんとバンドを留めるボルトがバカになっている。それも、ボルト側ではなくめねじ側。これはまずいな、フロントディレイラー使えないな。リタイヤか?と思ったが、邪魔にならないようにFDを置いてインナーにチェーンを置いておけばとりあえず普通に走ることが出来る。うーむ、インナー大作戦じゃ。なおこのボルト、日頃から非常に低いトルクでしか締めていないがめねじ、つまりディレイラー本体がねじ切れたということは金属疲労と考えていいだろう。5年くらい激しく使っているから仕方ない。というか、王滝のバグだしのつもりだったので、見事にその成果が現れたと言ってしまってもよかろう。とほほ。 1時間半程度のところでドリンク(今回はボトル1本だけ持っていた)が切れたので補給、梅丹のチャージを飲む。トイレ。さてインナー大作戦、足を使いすぎないという意味で効果があった。しかしどうしても2カ所ほど大きなギヤを使いたいところがあるんだよね。仕方がないのでインナーのまま足をぶん回す。そのまま下りに突入...とかね。 ソロの人はだいたい同じようなペースで走っていて、チームの人がばーっと抜いていく。ところがソロなのにばーっと行く人がいるから世の中凄いね。 2時間半経過したところで5分休憩。また4時間経過した所で最後のボトル充填。途中、お客さん?同族企業?の人に声を掛けられる。こういうときはチームジャージはいいよね。 今回、5時間で途中飽きそうに何度もなったが、女性が前半沢山走っていて、思わずお尻を追う足取りというかペダリングが軽やかだったのは事実(おほほ)。ところが、残り2時間くらいから女性があまり走らなくなってしまった。矢沢みつみさんのチームの人(本人じゃないよね?)に何回もパスされたけれど。また最初は子供達より速かったんだが、流石に最後の1時間は子供達に抜かれる始末。まあよい、大人の燻し銀のソロの走りも一つの楽しみなんじゃよ、と知ってもらえればよいのじゃ。経験を積んでいる子供達は速いし、さらに速くなるんだろうね。将来が楽しみです。 ということで無事?5時間終了。 リザルトなど5/23現在はリザルトはまだ出ていません。なおソロはエントリー60名程度、フィニッシャー55名、オレは15位。まあ目標からしたらいいところでしょう。 5/22 4:51,69.1km,2322kcal,av14.2km/h,152bpm,79rpm,max39.2km/h,189bpm,150-130 36%,over62%,under2%
こうやってみると面白いなあ。空欄のところはその上の周とくっついて2周分。7,8周目にトラブルやトイレやらで時間を食っているが、9周目はモチベーションが上がったのかタイムがいい。しかし、10周目からはたれてしまいそのままずるずると。18周目はトイレストップで14分へ。心拍数、過去最高を更新。今までは185がマックスだったけどね。 現場の状況などルイガノカップ、沢山のブースが出ていた。富士山1周や王滝、富士チャレンジ200/Xなどもブースが出るが、これだけ沢山のブースが出ているのを初めて見た。自転車(アキかな?)、シマノ(気合いのシューズフィッティング)、その他インポーター、さらに洋服屋さんまで!洋服屋さん、なかなかよい商品が多く、カモワッチのパンツを思わず購入。値段を聞いたら1000円だった。安い!食べ物屋さんもハンバーガー、クレープ、タコライス、牛丼など多くていいね。 感想などなかなかいいイベントですな。大勢でわいわいと来たい。今回、Team Zeroの方々とお話をさせて頂いたが、なんと8名もメンバーがいるとな。うちなんか、約15名あつまったにも関わらずMTBはオレだけだもんな。洗脳活動が必要です。 イベントとしてはいいなあと思った。5時間ソロで出るかは別にして、また来たいと思わせられる内容でした。あとは後半のタレをもう少し防げればいいねぇ。 帰りはゆーとろん温泉、諏訪湖SAなどに立ち寄り、途中仮眠しつつのんびり帰りましたとさ。 |
岡谷JCTを抜けた所。うーむ、風光明媚じゃ。すばらしい。
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11/05/17 Update