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ENJOY!SPORT BIKE フジ55 in 富士スピードウェイ
100km、40代の部 11/07/03

まったくマークせず 

我がチームのサイトに、うちのくのっちが「こんなレースがありますよ」と書き込んだのが発端。オレ自身は暇な単身赴任の身で、なにか遊ぶネタがないか常に探している。そこにヤツが書き込んだのは、今年初開催らしい富士スピードウェイ(FSW)のレースだった。オレは3-4回FSWのレースは出ているし苦労もしたので、コースはよく知っている。しかしうちのメンバーにもぜひどうぞ、ということもありヤロー5名(我がチームは女性が事実上いない...)で参戦することにした。15名いるメンバーの中で、レーシーに走る方の5名、かな。

往路

くのっち、exit君の2名はくのっちのVWで、坂バカ君、うえすと君とオレの3人はオレのVamosで、それぞれ前日の3日の13時に集合して現地へ走る...。VW_Golfのくのっち号は「今、高速にのりましたー」と順調。しかし、うえすと君がうえすと兄に借りて来た「コー」ことRidleyのカーボンフレーム、Excaliburが「うーん、シフトが出来ないんです」とのこと。早速、Baka Torqueメカニックのオレがチェック。ん?きれいなカーボンフレームに現行アルテグラがアッセンブルされておる。でも...ポン付け?ということで、ワイヤーを外して一から調整。ブレーキもアタリを出す。しかしよく見ると、ウィールもRacing3だし、センスあるチョイスだね。うむ、これなら走れる。チェーンが切れたりしない限りは問題ないぞ!今回は10sのチェーンコネクティングピンの在庫はないぞ!というところで、既に1時間経過。くのっち号を追うことにする。

ところで何故リドレーはコーかというと...どう見てもカタカナでコーなので。 ↓

東名高速。東名と言えば、常に大量の物資を運ぶ大動脈だ...とオレは思っていたが、震災後の歳入確保やらで1000円高速が終了、そのとたんに道路はがらがらに。驚いた。オレは必要あれば1000円だろうが5000円だろうが動いてきたわけだが、たかが高速代が戻っただけでこれだけ車が減るとは。驚いた。しかし、それが現実だなあとも実感。いやー、確かに毎月、「あれ?クレジットの額がでかいぞ。今月は毎日粗食だな」という時は、クレジットカードの請求はETCの費用だったりする。今回の東名は、とにかく、それほど空いていた。九州自動車道の太宰府-鳥栖間がよっぽど多い。

宿

今回は、「朝2時に出るんだったら前泊で行こう」というコンセンサスで、前日移動とした。宿泊は、南海薬草館だ。御殿場インターの少し南側にある。なにせ安い。必要充分な施設だ。5名で2室。コンビニで少し部屋飲み用アイテムを買って部屋へ。ここは食堂と焼き肉屋が併設されているので、食べ物飲み物には困らないぞ。まずは南海食堂でほんの少し食べるつもりが...最後に頼んだラーメンの量に圧倒される。今回オレはカーボローディングしていなかったが、1回の食事でカバーされるほどのラーメンが出て来た。さらにセットにしちゃったもんだから、ご飯まで食べたよ。

続いて、風呂だ。南海薬草館は温泉でこそないものの、薬湯がウリ、ってことらしい。風呂の扉を開けると...なぜか咳がとまらない。目の前に、赤黒い?薬湯が。さらに、鼻水も出て来た。花粉症になったかのようだ。これはすごいぞ。オレは腹が一杯すぎて、「遅れて入るよ」と言っておいて若い衆を泳がせた?んだが、若い衆が「強烈でした」といって、這って出て来た(大げさ?)のもうなずけた。台湾などに行って足裏マッサージを受けるときに、足をつけ込むアレ、と同じ感じだ。しかしオレはトライした。みんなは全身入るのは止めたらしいが、オレはざぶんと入った。他の人は、誰も入ってこない(笑)。5分くらい入っていると、おれのムスコがひりひりしてきた。そこで初めて横にある注意書きを見ると...「顔を洗うな。死ぬぞ」と。やっと理解した。しかし、とんがらし系のエキスが効いてからだがほかほかする。なんだか活性化された感じだ。しかしムスコが痛く、生命の危険を感じたオレはその向こうにある草津の湯に入った。おお!なんて柔らかなんだ。しばらく入ってムスコも復活。しかし、本当に「明日サドルに座れんぞ」と思ったくらい効いた。 このホットさはなかなかよいぞ。地元の人もたくさん利用しているみたいだ。

風呂から上がりビール。「ふしぎ発見!」を見る。お!ジロ・ディ・イタリアの特集だぞ!これはすごい。じっくり見て明日への士気を高め、10時就寝、4時起きだ。

しかしオレの格闘は続く。蚊がたくさん部屋に入り込んでいた。そう、この宿の1Fの部屋はどうやら蚊が多いようなのだ。これでオレは1時まで寝れなかった。ん?蚊とりの装置があるじゃん!ってことでスイッチオン、ぴたっと蚊が寄ってこなくなった。

当日

4時にみんな起きる。実質3時間睡眠かぁ。そそくさと準備、FSWへ出発。まずは場所取り、ピットのいい場所を確保。受付をすませ試走へ。オレは嫌というほどその峠を味わっているので軽く走るだけ。みんなも「登りますねぇ」となる。 しかし一つだけプチトラ。「チェーンさえ切れなければ大丈夫」と行っていたうえすと君のリドレー、なんと試走でチェーンが切れた(笑)。すごいぞぉ。道具を持っていなかったので、メカニックサービスでつないでもらいましたとさ。

5:30-6:30試走、本番は9時なので、ヒマ。寝る。

招集-レース

我がBakatorqueはある程度結果を出そう!という感じだったので、8:30ごろにはゲート近くに待機。オープン後、まあまあの位置につける。ちょっと気になったのが、見た感じ不慣れという人たちが前の方に多かったことだ。それはリスク。ご本人たちにも、まわりにもそうだ。慎重にスタートすることを心掛ける。

さて、ローリングスタート。前を車が先導する...んだが、速い!なんとか他の人たちをかいくぐり、前方へ出る。フルパワーで走る前に、オレの前方に横並びでのんびり、ふらふら走っている、お揃いのチームジャージを着た二人。やたらふらふらしている。大丈夫か?と警戒していたら、やっぱり目の前で接触、右の人が落車。特にそういう接触落車の場合ダメージが大きいはず。スローモーションのように倒れる前に「あぶなーい、落車!」と叫ぶオレ。その人が顔からアスファルトに落ち、アイウェアが砕け散って行くのが見える。右に回避、その寸前から右に人がいないことを確認していた。ふー。のんびり楽しむ事を否定はしないし、オレもどちらかというとそっちなのだが、ラインをキープするってのは大事だね。 その方は、その後起き上がっていたので安心。

オレの後ろにいたうちのメンバーは大丈夫だったようだ。

さて、先頭集団を追う。第一コーナーを下り、一度左に曲がったところで有名ショップのジャージの人の後ろで第一集団に追いついた...んだが、その人が中切れ。そこから前を追うが、全然追いつけずあきらめた。しばらく第2集団。

その前に、くのっちは行ってきます!とばかりに第一集団に食らいついて行った。さすが。しばらくして坂バカ君が「くのっちさんはいますか?前?」と、これまたするすると上がって行く。既に疲れたオレは第2集団の後方で楽をしよう...としていたら、これまた中切れ。さらにずるずる落ちてしまう。しかし、同じくらいの足の人たちがあつまり、集団になったり離れたりを繰り返し、いろんなジャージの人を見ながら走る。これも、サーキットレースの楽しみだ。

文字が多いジャージは読み切れないし覚えられないんだが、今回は明星大学氏、ジャージにokadamanと書いてあった人たち、日本大学、強烈にスプリンターな感じのピナレロジャージの人、ラバネロの人など、見ていて個性的で面白い人たちとランデブー。あ、あとJamisのフレームにVブレーキの人。この人も速かった。とにかく前半はこういう方々と先頭交代しながら走る。オレも無理して前を走ったりしてね。うちのジャージは覚えやすいはずよ、うふ。特に明星大学氏とピナレロ氏は前に出てくるときに速すぎて、つなぐのに一生懸命。脳がちりちりっという音を立てる感じ。ピナレロ氏は、バイクもドグマだし...。

情けなくもちぎれ、一人旅が増える。それでも直線は40kmオーバーで引く。走っていると先頭集団が。くのっちが笑顔で「入ってくださいよ〜」と。そりゃ無理だ。見送る。しばらくすると、第二集団。坂バカ君が「一緒に走りましょう!」と行ってくれるが...見送る。と思ったが、最後尾にくっつく。あれれ、意外に走りやすいペースだぞ。一緒に3周ほど。登りも強烈な走りではないので、着いて行ける。よしよし...と思っていたら、中切れ。やっぱり集団前方にいないとダメなのね。実力としてそれを繋げないオレ。坂バカ君を見送る。

一人旅を続けると、またも先頭集団が。2lapかあ。くのっちがまた誘ってくれる。ちょうどストレート、せっかくだから最後尾に飛び乗る。これはキツイ。第一コーナーを抜けた後、「そこまで走る必要があるのか??」というくらい速い。ヘアピン前の登りもクリア、その先も頑張るが、最後の峠が速すぎ、これまた見送る。ここまで無理をしてしまったため、がっくりペースダウン。

その後はぷらぷらと楽をして、1周8:30くらいで(汗)走り、ゴール。さらに今回はメーターがスリープしているのに気づかず、最初1周はメーターなしで距離、周回が怪しい。もう1周かな?と周り、ピットへ。

戻ったら、くのっちと坂バカ君が居た。二人とも、20代、30代それぞれで7位!偉いぞ!6位までが入賞なんだが、それでも立派!しかし、ぞろ目賞なんてのはないんですかね?しばらくしてexitくん、うえすと君も戻って来た。うえすと君はメーターが壊れてしまい、距離がわからなくなったので「4時間走る!」ということにしたらしい。それは正解だと思う。

レースが終わって

のんびり撤収、焼きそばを食べたりしながら片付け。2台のクルマで足柄温泉。東名で帰宅。

今回記憶に残った点がいくつか。まず、先頭集団はものすごく速かったらしい。くのっちの証言だが、ここまで引くものなのか!と思ったらしい。最後の最後に、登りでちぎられたとのこと。やっぱり、すごい人たちはいるんだなあ。また第2集団については、先頭を走る人が集団を右に寄せながら、周回遅れの人たちに「左によってくださーい」と、延々とやっていたらしい。そのホスピタリティに感動した、と。

また、いろんなレースで思うんだが、ゆっくりの人はどちらに寄る、というのが今回のレースではアナウンスされていたが、ふらふらになってしまう人もいる。抜くのも大事だが、抜かれるのも大事だと改めて思った。今回もハイスピードでゆっくりの人たちの間をすり抜けるってのがあった。オレも今後抜かれる側として気をつけていきたい。 いつもサーキットレースで思うのは「黙って中切れ」は止めてほしいなあ、だ。もう、身にしみる(トホホ)。自分の実力のなさも棚に上げて失礼するが、切れるときはさっと横によけてもらわないと、後ろが全員取り残されるのだ。責任は重い。

最後に、今回の運営。ちょっと難しかったネ。まず参加受理書が前日どころか当日も届いていない人が多数いたのでは。うちらも2/5の確率だった。ピットなどは問題はなかったが、受付も実業団と一般はわかるように明示しないと。当日、自分が周回完了したかどうかわからない。なにか手段をもうけて欲しい。今回は、14時ごろまで「12時現在」のリザルトが貼られただけだった。Web確認または「確認所」を設けるなどが欲しい。その他は問題はなかったけどね。実は、最初のサイトの作り方からしてオレはメンバーに「このイベントは脇が甘く、スタート時間しかわからないが」ということで招集を掛けた。ただ、実業団レースを組み込んだのはヒットだったと思う(その分の待ち時間をどうするかは多くの我々素人エントラントに対して課題)。広告の仕方など、いい点も多いので、もうちょっとひねってもらったら、いいイベントになるんじゃないかな?

リザルト

http://sunday-sunday.net/race/2011/0703FSW/FSW-res-kojin.pdf

これもまあ、サイト本体からリンクがないってのも脇が甘いよね。ま、いいか。しかし、250kmはきつかったみたいね。←いつのまにかリンクが出来てた。

さてオレは...

100 40代 24 1236 2:42:57.892 22 土井啓 BakaTorque 36.61

総合順位表示はなさそうだが、このクラスで完走者は167人。24/167ってことでもうひとつか。

手元:7/3 2:46 98.9km,av35.6km/h,159bpm,92rpm,mx66.2km/h,178bpm,127rpm,1410kcal,150-130 14%,under0%,over86%

周回 タイム 距離 km av sp km/h max sp km/h av HR bpm max HR bpm
1
???
2
6:28
4.38
40.7
64.7
178
172
3
13:47
9.06
39.4
64.5
173
165
4            
5 13:49 8.73 37.9 63.7 165 173
6            
7
6:53
4.45
38.9
66.2
159
171
8
7:06
4.58
38.8
64.1
161
169
9
7:20
4.49
36.8
60.6
164
169
10
7:21
4.45
36.4
57.9
160
169
11
7:15
4.48
37.1
59.9
161
168
12
7:40
4.44
34.8
62.2
154
164
13
7:57
4.46
33.7
55.5
159
166
14
7:23
4.35
35.4
60./7
159
167
15
6:59
4.44
38.2
63.6
156
172
16
7:04
4.56
38.7
62.2
160
175
17
7:46
4.46
34.5
60.3
158
172
18
7:47
4.48
34.5
63.1
158
166
19
8:29
4.41
31.4
52.4
152
162
20
8:20
4.50
32.5
59.1
150
162
21
8:26
4.48
31.9
57.5
150
161
22
8:24
4.46
31.9
54.9
158
164
23
8:17
4.45
32.3
54.9
157
168

14-16にタイムが上がっている。これは第2集団にくっついたときだろう。その2周後、先頭集団にくっつき、登りでぼろぼろになったのもよくわかる。その後は8分台連発とは。 でも、これも実力だね。

一昨年、ファンライドのイベントで富士100kmを走っている。そのときは2:47。今回は5分短縮。2年で5分。それをどう考えるか、だが、40歳を超えても少しは進歩しているんじゃないかなあ、と思いたいね。

 

今回はImage、まともに撮ってないなあ。


受付。この右が正しい列でした。表示が欲しい。


オールスポーツで発見。時間的に、1周目の先頭集団からの中切れをつなごうとするオレだな。後ろの人の方が筋肉隆々な感じなんですが...。骨盤も立ってるしフォームはわるくないですな。アームカバーがFoxというのが、MTBerを主張。MTB全然乗ってないが(汗)。

11/07/26 Update