Top > MTB >SDA王滝クロスマウンテンバイク60km2018年9月 |
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セルフディスカバリーアドベンチャーin王滝クロスマウンテン60km(短縮版)
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最近のオレの状態は...もう、このレースとは全然関係ない書き出し。日記に書いている通りだが、今のオレは3月半ばから自転車の旅、トレーニング、レースから足を洗い、家族とも会わず、仕事もテキトーで、中小企業診断士の資格試験にトライ中である。8月初頭の一次試験まで、4か月間本当に遊ばずにデスクに向かっていた。 しかし。たった4か月で合格率20%の試験に通るわけがない。うーん、折角だから...というよくわからん理由で、念のため?王滝という追試にエントリーしておいた。 試験は9月初頭に結果が。自己採点では2科目アウト。結果、5科目だけ合格という通知がやってきた。でもこれで来年が楽なのである。でも、面白いのは今回「不合格」だったのに、「科目合格通知」という、ポジティブ思考な通知がやってきたこと。やるなあ、中小企業診断士協会。来年は二次まで含めて合格を目指す。
台風やらなにやらそんな中で、パワースポーツから9月の王滝の中止連絡が。コースに崩落がありコースが使用できないので中止、とのこと。すぐに宿はキャンセルした。しかししばしすると、何とかレースはやりたいというmailが追加で来た。「くるみ澤旅館」を5人分、てきとーに確保。コースは短縮+周回の60,40,20kmの3つ。体が全然出来ていないので恐ろしいが、何も考えずに60kmにエントリー。死にかかっても、走り切ることが出来るだろうという読み。
移動、宿泊エントリーは、結果予想通り5人になった。うちの兄は忙しい様子。いつものSさん、あとはうちの会社の、名古屋組ではなく、東京組の4人、計5名。4人が60km、YYくんのみ40km。 Sさんは浜松にいるので直接現地へ。オレはKYくんと待ち合わせて、デリカで現地へ。横浜のAさんには、Salsaをお貸ししているが、オフロード2回目で王滝60km挑戦。ダウンヒルスキーヤーだから、大丈夫だろうという、なんともてきとーな確信でもって、王滝参戦をお勧めしたわけで。
さて3連休なので、道路が混むのは織り込み済みだったが、中央道は思ったより流れていた。伊那で降りて、権兵衛峠を越える。王滝村、または「野麦峠スキー場」への、いわばExtreme街道である。すんなり王滝村へ。松原スポーツ公園に着いたのは15時前だったかな。同じころ、5人が現地で揃う。いつもはまあまあ車が混んでいる松原スポーツ公園の駐車スペースだが、がらがら。エントラントは合計で200人程度と思われる。最近は1000人超だと思うので、少ないよね。でも、王滝村にお金を落とさねば!と開催されたわけで、やってきてよかったなという感じ。いつもの100kmだったら、オレ死んでるもん。60kmでちょうどいいや。
5人で受付。バイクセッティング。タイヤの空気圧、サスペンションの空気圧、チェーンオイル。あーだこーだいいながら、1時間以上掛けて仕上げる。オレはリヤブレーキのパッドを今さら交換する。あらー、殆ど残ってなかった。 宿に帰ろうかとしていたが、ちょうどコース解説の時間になったので聞きに行く。急な下りがある、ということとぬかるみがひどそうだ、という話。大きな障害はなさそうだ。 さてくるみ澤旅館にやってきた。車を宿の前に止めるとご主人が案内してくれた。2階?3階?は、ゼツミョウに隔離されている二部屋に案内される。快適。まず風呂。続いてメシ。 王滝100kmであれば、タイムを狙うために、体のコンディションを少しでも整えるために、とっとと食事して寝るわけだが、この日は「60kmだしー」ということで飲酒になる。それが前提でもあったのだが。飲酒を始めたのは19:30ごろか。結局22:00までやっていたもんな。おまけにギターまで出てくる面白さ。
今回のマシン、装備最近、何もいじっていないので、いつも通り何の変更もなし。XTRを搭載したCarbonalだ。推定重量は10kmほど。軽い。ただし、ハイエンドフレームよろしく、硬い。タイヤは安定のScwalbe,前Knobby Nic,後ろRacing Ralphだ。空気圧は1.6と1.8。チューブ入り。グリップ不足を感じることはなかった。フロントサスはSIDだが、空気圧は85psiくらいだったかと。とにかく振って軽いバイクだ。すごい信頼性。いつも書いているが、Carbonalは中華カーボンの中でたぶんOEMなどをやっている企業と思われ、よい製品を送り出していると思う。ホイールもそうだもんね。カーボンホイール! 装備はいつもと特に変わらない。バックパックは、Deuter Raceがメインだったが、より軽くということでIronman Hokkaidoでもらった小さなタイプをここ数回愛用中。これが軽くてとてもいい。フィット感もよい。問題は、Deuterだと断熱材が入っていていつも冷たいドリンクが供給されるのだが、飲み物がほぼダイレクトに自分の背中に当たるため、出てくるのはお湯であることだ。これが、恐ろしくモチベーションが上がらない。結果、断熱材を入れてDeuterと同様の断熱性を手に入れた。 あとは各種ジェル、デジカメ(重い!)、チューブ2本で1本はツールボックス、1本は背中。工具。チェーン2コマとピン2本。タイヤレバー。漢ポンプ。ま、こんなところか。
あと、このバイクについては相当ポジションを煮詰めてきた。新城MTBコースを1周45分走り、その後問題点をfixしていくという作業を数年間、延々とやってきたわけだ。その甲斐があって、快適なバイクになった。ステムの上がり具合は、見た目はよろしくないが、下りを安定的に走るヒミツが隠されているのである。ほぼサドルと同じ高さかな。 レース当日朝を迎える。宿でお金を払い、6:30ごろ出発したっけ。KYくんが前の方に陣取って先頭を狙いたいということで、少し早めの出発だ。それでも、いつもより相当遅い。楽だ。そりゃあ、前日飲むわなあ。現地にはすぐに到着、7時からバイクを並べられるので、彼はささっと並べに行く。まあまあの位置を確保したようだ。
うだうだと過ごし、いよいよ時間になる。8時スタート。まずはパレードランといいながら、いつも通りついていけない速度で全体が進む。登りに差し掛かり、遅れる人、前に出る人で混とんとする。が、いつもほど人がいないので、徐々に間が開いて走りやすくなる。運動していないオレは心拍150をmaxとして、じわじわと前に進む。思ったより前に出たかな?でも、そのうち実力通りに人々の間隔が開いているため、粛々とレースは進むのだった。さらに、ずーっと登りのアスファルトだから、みんな疲れてきている様子。
オレの王滝は、このアスファルトの上りで、既に終わったのだった。笑 6kmほど走ると、ついにオフロードに到達。ここからあと5kmくらい上るのだろう、という想定。心拍は148前後。よし、このペースだ。集団をパスし、その間に何人かに抜かれ...という感じで進んでいく。周りが落ち着いたころに、シーナックのウェアを着た女性においつく。ペースが同じくらいなので、後ろをついていくような感じになる。ストーカーなおっさんじゃのう。ということを言いたいわけではなく、大変安定したフォームで、ちょっと速めのケイデンス。 と、周りを観察しているが、追い込んだらオレはすぐ終わっちゃうので、余裕を持って走る。 さて手元のGarmin510にはコース図を突っ込んでいる。高低表と現在位置がわかる。やっぱりこれは有効だ。ピークを越えて、下り基調の平地+登りの繰り返しに入る。漕がないと進まない。しんどい。が、ここで足を使うと最後まで持たんので、のんびり下っていく。下りの後半はワインディングのハイスピードコース。これは楽しい。
さて2周目に入る。あれえ?足がきつくて回らない。1周目で終わっておったのか...。ちんたら上っていると、またシーナックの方が近くにいる。ストーカーになったあと、平地はオレの方がちょっとだけ速かった様子、前に出る。同じように、ややちんたら下り、3周目。
ここで一度、飲み物補充+トイレ休憩。1lだけ入れていたアクエリアスが残り僅かだったので、1周分だけ水を入れる。5分ほど止まっていたのかな?もう少し?さあ、最後の登りだ!ちょっと頑張ってみる。心拍は150を超えるあたりを維持している。だいたいこのころになると、周回遅れの人が多いのと、オレより前にいる人はオレより速い人なので、あまり抜かすということがなくなるが、気合を入れて足を回すので、ぱらぱらと人に追いつく。2周目はかなり一人旅時間が長かったのでうれしい。しかし同じように、この3周目にしてバビューン!と抜かしていく人もいる。パンクやメカトラから復帰後なのかな。 下りも、今度は足を回す。楽しい!先日、東京ディズニーシーで色々マシンに乗ってトレーニングした甲斐があった。ぐいぐいと曲がって下っていく。ゴールのタイミングでカメラを出して、ゴールシーンを撮影。
ゴール後
YYくんが、1周目で膝痛でリタイヤしたとのこと、彼に迎えてもらう。前を走ったKYくんが先に山を下りたというので、オレもとにかく下山。さすが6時間フラットほどで100kmの王滝を走る漢、KYくん。しばらくはプロ以外の先頭集団で頑張っていたらしいがパンクで遅れたとのこと。ゴールタイムはオレの10分前だったみたいだが、Garminのデータはオレより45分も速い!すげぇな。次回は表彰台だな。 車に戻ってだらだらと片付けをしていると、オフロード2回目のAさんが無事戻ってきた。いやー、いきなり王滝60kmに出て完走は立派!素晴らしいです。バイクはみんな汚れたまま車に突っ込む。足を洗って、「王滝の湯」へ。久しぶりだ。いつもの100kmの時は、延々と座って話し込む連中がいるので最近は面倒で行っていなかった。みんなが入れるようにしないとね。今回はがらがらであった。 風呂を満喫したら、次はメシだ。これまた、みんなを王滝食堂へ連れて行く。どうやらいのぶたは今は王滝村で飼われていないようで、外部から調達しているとのこと。いやいや、いのぶたステーキ、うまかった。
帰路食事のあと、奥田商店によって、奥さんと少々話す。まず、「どんぐりパン」だっけ、「どんぐり饅頭」だっけ、これは作っていた方が亡くなったとのこと。だから今はないそうな。ザンネン。また、かねまるの牛乳パンに、姉妹品・コーヒー牛乳パンが出来ていた。思わず購入。
さ、車3台ここからそれぞれ家を目指しましょう、解散!帰りは、3連休中日なのにすごく中央道が混んでいる。事故、2時間以上かかるとのこと。あー、気を付けてくれよな、といつも思う。でもせっかくだから、下道を走って楽しむ。KYくんを早稲田でおろし、船橋に23時着。 リザルト
Garminの移動時間は4:15だった。4:20くらいか?
おっ?全体は150人くらいしかいないので、大した成績ではないが、50代で5位。笑 感想運動していない体に100kmはつらいが、この60kmなら難なく走れた。いやあ、やっぱり王滝は、王滝できつい!でも天気はいいし、困難なルートはないし、楽しかった。仲間との行動も最高。来年は資格試験が本格化するから、5,9とも出られないが、そのうち復活を目指そうか、ね。 |
18/9/19 Update