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サイクルツアー北九州2013
13/10/6 @福岡県北九州市周辺

イベント情報は

以前よくMTBで遊んでいた、九州在住のoからMailが。「こんなのあるけど、どうですか?」と。もともと福岡入りしようとしていた日程だね。スケジュールに無理があるのと、飛行機が取れないので、1日休暇をくっつけて行くか!これまた以前からよく四国に走りに行っていたメンバーがぞろぞろと揃ってきた。結果4名に。イベントの地図を見ると、なかなか広範囲をカバーしている。面白そうだ。なかなか普段、自分でチェックしていない情報も、人づてで集まってくるとはなかなかよいね。

オレ自身が7年間、門司区に住んでいたこともあって、ああ、1周してみたいと思った。

前日

こういうイベントは、宿泊で行くことが多い。今回も、ちょっと走れば簡単に日帰り出来るのに、何故か前日夕方ホテルに集合という形。18時過ぎに4人集合、紺屋町近辺のお店へ。しかし、行く前に「しっかり3軒、遊びたいね」「KDさん、明日早いからそこそこですよね?」というやりとり。しかし、そう言っているメンバーこそ張り切って、夜の世界を堪能したのであった。最初は地元の居酒屋。いくつか情報はあったんだが、ホテル近隣にて。これが安くて大ヒットだった。阿久根の焼酎というのも出してもらって、非常に美味かった。続いてはバーへ。これについては略(汗)。楽しかったー。

次は、高校の同級生が教えてくれた「天竺」へ。ここで、カレーを食えとの彼の指示。32倍まで辛さがあるらしいが、我々は1,2,4,8の4つ。オレは8にしたが、もうちょっといけるかなぁ。うまかった。特に米が。

その後、旦過市場を探検しようということに。旦過は、北九州の台所と言われているエリアだ。昔、うろうろしていたことがあるが、中学のオレには興味は大してなかった。が、今回見てみると面白そうだ。「新旦過食堂街」というのがあって、その中にはよさそうなバーが沢山並んでいる。おー、これもいいね。

堪能したところで、旦過市場入り口の屋台、ラーメン。あ、ビールも飲み続けているね。しかし、カレー食った後ラーメン食うのか、普通?!?!

翌日

実を言うと、小倉に入る前日、さらに名古屋で死ぬほど焼き肉+ワインで体調が激悪だったオレ。胃腸は強いはずなんだが、思わず液キャベ。

で、サイクルツアー当日も気持ちが悪い。二軒目でウイスキーを飲み過ぎたぞ。しかし、なんとか起きて出発。指定の駐車場にcube3を停める。なお、160kmはオレだけ、100kmにo、そして50kにMTBでHくんとNくんだ。早朝で申し訳ないが、付き合ってもらっちゃった。160のスタートが早いのだ。受付後、トイレに駆け込むオレ。とほほ。なお、受付は「流れ受付」というか、流石トヨタ、日産の九州工場があるだけに歩留まりのよい受付方法だ。鐵鋼、セメントで培われた物作り精神。あ、石炭が先か。とにかく、今回は無用な行列を作った覚えが全くない。

ツアースタート

トイレから戻り、スタートエリアに行くと既に皆さん並んでいる。一番後ろに付く。7:15にスタート、少しずつ人を出して行くのでオレが出たのが8:00ごろだね。これは想定していた。ただし、今日も福岡に帰ってから色々用事があるから、急がないと行けないんだよなー。さてスタートだが、30名程度で区切られて出て行く。これ、実は合理的で、スタート地点から出たところの信号に併せてライダーを送り出していたのだ。だから、都市部なので信号渋滞はみんな覚悟しているものの、その先まで渋滞していて信号が青になろうが動かない、というようなことはない。だから、信号待ちが多いがみんな納得して進んで行く感じ。さらに、八ヶ岳なんか2列3列と信号待ちで右に出てくるバカが沢山いるが、ここ北九州ではそんなことはない。みんな、ぴたっと1列でマナーよろしく待っているのだ。

さて小倉の町を抜けると、199に出る(多分)。ここまで来ると、普通のペース、25km/hくらいで流れ出す。走るぜ!という人が前に出始める。オレも急いでいるので、ちょっとずつ前に出る。集団の前につい出て、前を引いてみる。しばらくすると、他の人が前に来てくれるじゃん。おお!いいぜ、北九州。昔、父の車でよく通った199を堪能していると、どこかで見た景色。もう門司港?近いなあ。門司港では、レトロ地区のすぐ近く、非常に良い場所が確保され、エイドがあった。今回のツアー、全般的によい場所にエイドが。実際は、市役所観光課の方々なんぞが、かなり関わっているのではないかな?ここでは早速、カレーパン、バナナ、ドリンク。何故バナナ?門司港はもともと貿易港で、バナナの入荷があり、叩き売りをやっていたらしい。オレの母校、門司高校では、応援団がバナナの叩き売りをやって、拍手喝采だった。今は門司学園になったけどね。

旧・門司高校があった近くを通り抜ける。1年前に車で通ったので知っていたが、4車線の広い道路に変貌している。黒川、柄杓田入り口、伊川、猿喰...。そして母校、松が枝中学、松が枝南小学校を通り、吉志。このあたりは、結構走れる黄色いジャージの方とローテーションしながら走ったのでかなりハイペース。Imageの取り忘れも多発。

さて小倉南区あたりを抜け、苅田方面。ここでも結構なペースで走るが、信号で中切れ。白いリクィガスのウェアの方と二人で前を追う。が、結局北九州空港手前まで追いつけず、二人で強風の中を先頭交代しつつ35km/hで走る。空港前でおいつき、少し落ち着く。空港の橋はすごい登りで且つ強風、また二人で抜け出し走るが、人が前にいると全然違うことをとても実感。御礼を申し上げ、おにぎりを食べに。

この空港のエイドもいい場所をとっているね。このまぐろのおにぎりが、なかなかうまかった。ついでに焼きドーナツももらうが、腹一杯で食べられず。なお、オレは二日酔いで朝食を食べることが出来なかったが、それでも既に満腹だ。

さて空港の美しい橋を折り返し、内陸部へ。平尾台方面だぞ。この日、アウターで走ろうと思っていたが、既に足を使いきっており、とっととインナーへ。たんたんと登るが、オフィシャルをやっている人3人に抜かれる。追う気力なし。しかし景色よいね。森林限界とは違うんだろうけど、上の方は木がない。登りきったところでエイドが。ここではかしわごはんとそば。かしわごはん、これも満腹でダメ。そばを中心に。

下りは、ワインディングなので各コーナーにガードマンを付けて車の往来チェックをするという念の入れよう。結構なコーナーが多いね。下ったところで青いジャージの方が後ろに。何故か前後に他に誰もおらず、二人で走って行く。しばらくは、これも仕事で通ったことがあるようなルート、平地。続いて、今回のもう一つの目玉、合馬峠。最初からインナーで。こちらは誰にも抜かれずになんとかクリア。しかしこれも延々と続く感じね。周りは竹林が多く、しっとりと良い感じだ。筍の産地らしいね。

下って行くと、河内貯水池あたりに出る。このワインディングも楽しい。平地でこれだけ曲がっている道は多くないように思う。景色もグーね。エイドではアイスクリーム。さらに下ると、今度は八幡やらの町の中だ。国際通りを通る。この近辺は仕事でも通っていたなあ。町中だが、結構アップダウンが細かくあって、なかなか苦しい。信号もあるし。しばらく走ると、黒崎のエイドに。都会的な建物の前にテントが立っている。よくこんな場所にエイドを作ったね?さらに、もともとロングは人が少ないこと、エントラントがばらけることを想定して、少人数しか来ない体制でしっかりおしるこを食べさせてもらう。その間、人が自転車をもっていてくれるのである!

もう少し走ると遠賀川にぶつかる。いったん、ここで南下させられるが、木屋瀬と言われる地区があって、これも昔の宿場町のようで、なかなかよい。この存在も、オレ知らなかったな。ここにつれてくるために、こういうルートなんだね、と感じさせられる。

再度遠賀川に。これを北上。強風で、皆さん苦しいことでしょう。最初3人、オレが先頭を引いて、ちょっと無理して30km/hを超える速度で。だんだん人が減り、最後は一人になってしまった。こうなってもつまらないので待ちたいが、急ぐのでやむを得ない、すみませんと思いつつ一人で先を急ぐ。いやー、ここからはきつかったなあ。信号待ちで別の方が追いついてきたので会話しながら先を急ぐ。結構走れる方のようで、ペースが落ちない。登りでもしっかり。バイクはドグマ、オールDura9000の紳士。汐入の里エイドで若松ナントカを食べる。

再度走り出すが、その方は携帯電話がなって、残念ながら別行動へ。再度、一人で走る。響灘近くの道、懐かしいと思いつつあまりの強風で20km/hくらいまで速度が落ちる。なんとか角を曲がって、若戸渡船場。

のんびりしようと思ったら、「ちょうど船が出ますよ!はい、これようかん。」と、慌ただしく船に乗る。この5分間も気持ちよかったね。人が多いと嫌だなと思いながら、これもエントラントの動きを察した上でのルート作りなんだねぇ。

最後は、少しペダルを踏んでみる。すると、すぐに小倉だ、ただいまー。

その後は

いやいや、福岡で色々用事があって、慌てて小倉を後にした。本当は沢山出ているブースで遊びたかったんだけどね。なんとか18時ごろには福岡着。無事用事も済ませましたとさ。

感想

都市型の開催で、これだけおもてなしな感じのイベントが開催されていることには驚いた。止まること無く走り放題の妻有の良さが目立つものの、その点以外は良い勝負だったんじゃないかな。コーナーやポイントにはだいたい二人以上、人が配備されていて、かなり念入りに道案内をしてくれるのがこのイベントだ。また他のイベントよりも都市部で開催されるため、道案内の看板も大量。かなりの量の食べ物。絶妙な位置にあるエイドステーション。都市部のある程度の渋滞はやむを得ないものだと思うが、それ以外は都市としての良い点をうまく使っていたよね。受付のやり方も他にはないし、老若男女のボランティア各位の感じもいいし。いやいや、驚きましたよ。

ということで、前の晩の面白さも含めて、これはよいかも、と思ったのでした。 いやー、しかし前半から先頭交代でがしがし走り、怒濤の峠を二つ越え、その後は終始風の中を走る...レースペースな強度でしたよ。風がなければ、もうちょっと楽かもね?

コース

http://connect.garmin.com/activity/387002771

 

まずは前日、腹ごしらえ。四軒はしご。

さて出発。

おお、いつの間にか門司港に。

どうしても、こういう幹線道路も通らざるを得ない。ま、問題は無い。

いよいよ苅田地区。この、右の方と一緒に走った。

のぼるわー、橋。@北九州空港

平尾台の下り。

これは合馬だね。

黒崎AP。都会の中に!!

と思えば、こんなところも。北九州に、「宿場町」があったなんて。

そして、若戸大橋を見ながら、船でゆったり。

13/10/07 Update