Top > MTB >SDA王滝クロスマウンテンバイク100km2012年9月

セルフディスカバリーアドベンチャーin王滝クロスマウンテン100km
12/9/16

今回の狙い

前回の12年5月。これはご褒美として、のんびり走った。且つ、29erのハードテイルで走ってみてどうなのかをテスト。王滝は、レースではつらいが、アドベンチャーツーリングと考えたとたん、とても楽しいものになることがわかった。また、それまで26erのフルサスで走っていたオレとしても、29erのHTで何ら問題ないことがわかった。ただ、もっと楽に走るなら、HTよりFSであるのは間違いないが、同じ構成、素材であればHTが1kg程度軽いのではないか、ということもある。

その前の11年9月。6時間45分を切るという目標のもと、一生懸命走った。6:38で、生還。バイクは、長く愛用したスカルペル。スカルペルは軽く、硬く、そのサスペンションシステムは驚異的だった。

バイクを換える必要性は薄かったかもしれないが、砂利でのコーナリングにおけるスタビリティを考えると、圧倒的に29erだと感じた。タイムを上げられるのではないか。そこでEMT導入に踏み切った。決して、最軽量というわけではないバイクだが、チタン合金の乗り味、その見た目。Salsaという文字が持つ不思議な感覚。そこに絶対の存在であるフルXTR、軽量でCoolなクランクブラザーズのホイール。タイヤは、29erではオレの中で圧倒的な信頼感のあるシュヴァルベ。色々試した結果たどり着いた、Ergonのグリップ。ただ一つのウィークポイントは、サスとしてはそこそこ?のRockShox Reba29に装着されたPopLoc。これ、砂が絡むと動かなくなる。リモートスイッチが働かなくなるので、手でぐいっと戻していたわけで。バイクとしては推定11kg程度か。

このような状況だが、目標は6:30に定めた。体重は、乾燥重量で67.0kg程度。本来は絞って65.0kg程度にせねばならないが、筋肉増強等でこうなったものと信じたい(?)。トレーニング量は悪くないレベル(あとでわかったが、大して走ってない...)。

前日

今回は、エントリーはいつも通りの兄(今回は出たくないと言っていたが、せっかくだから行くか、と)、そしてBakaTorqueが誇る泥ン女、Sさん。3人でVamosに乗ってまず現地。受付をしたが、驚いた。どうやら、100kmは1000人を越えるエントリーが。何故この時期に?と思ったが、なんて嬉しいことなんでしょう。120kmには猛者達が。オレも参加資格はあるが、別世界なので興味さえない。

ブースをチェック。相変わらず、必要十分で楽しい。が、もう少し変わった毛色のブランドがあってもよいかもね。mavicが改めて出てくると面白そうだし。気になったのは、異様に軽いTrekのカーボン29。800g程度?ロードじゃん、それ。ドロップオフを下るより、王滝で延々とストレスを受ける方が構造物としてはつらそうなんだけど、大丈夫なのかな?と心配してしまうほど。OD BoxでHoneyStingerを買ったりして。

バイクセッティングを実施、その後いつものぷちはうす瀬音へ。瀬音では、珍しく酒も飲まず(!!)20時就寝。

機材

前回苦労したシートポスト下がりの対策は、ヤスリがけで対策OK。バイクにはその他、前後フェンダー、ポイントにサランラップ(笑)。タイヤはF:Nobby Nic,R:Racing Ralphだ。ノビーニックはSnakeSkin仕様、またブロックが大きい。ブロックが大きいと転がり抵抗が大きいはずだが、全体ががたがた道なので、あまり関係ないかもしれない。またこのブロックが砂利でも有効に作用し、フロントからのスリップダウンに気を使う必要がない。これは下りで大きなアドバンテージだ。

レーシングラルフはブロックが低めで、しかし多くついている。これにより転がり抵抗の小ささと耐パンク性の両立がなされていると思う。IRCのミトス29にするか相当迷ったが、重量もそれほど変わらないことからコストを掛けず、持っていたこれを使用。

前回同様、Garmin Edge500にコースデータを登録して持ち込んだ。これで現在地と前後の高度がわかるようになる。これは使える。

サドルは、従来通りFizik Arione Versus。既に、レース用ロードバイクであるPinarello Paris2011にも装着されているぞ。今の所ベスト。Ergonのグリップは、その後の24h耐久レースで圧倒的なパフォーマンスを確認出来た。見た目はシンプルなグリップの方がMTBには似合うが、王滝ともなれば実は効果が絶大な様子だ。

当日

朝は、seotoではいつも4時から食事を出してもらえるので3:30に起床、4時から食事、4:30にチェックアウトして現地へ。現地ではバイクを並べる。いつも通り、国旗掲揚台前後。トイレに行ったり水を汲んだりしてコンディションを整える。チューブ2本、カロリー系はパワーバーと味の変化のためハニースティンガー、精神注入のためにトップテン。バックパックには2lのアクエリアス+トップテンをハイドレーションに。

レース

6時にスタート。心拍は150程度にとどめることとするが、最初のターマックの終わり頃の登りで前に出る時に170を越える。いかんいかん。ペースを落としつつ、淡々と走る。オフロードに入る前に、かなり前に出たような気がする。これは昨年9月と同様か。6時にスタート。心拍は150程度にとどめることとするが、最初のターマックの終わり頃の登りで前に出る時に170を越える。いかんいかん。ペースを落としつつ、淡々と走る。オフロードに入る前に、かなり前に出たような気がする。これは昨年9月と同様か。結果、登りは渋滞はなく、逆に前の人に引き離されながら走ることとなる。早めにばらける。心拍を気にしてペースを落とすと、そこを緑のジャージ?のHagi氏がすーっと抜いて行く。やばい、ここで抜かれるとあとでは全く追いつけないぞ。しかし敢えて見送り、後半に掛ける。

そのころ、ピンクのジャージの方々が数名。みんな、リジッド+シングルスピード。粋な人たちだ!(結果、この方々にオレは敗北するんだが。)格好よいぞ。でもリジッドだと腕ががくがくになりそうだ。

オレのバイク+オレの体は全く問題がなく、淡々と、しかしほんの少しだけプッシュしながら走る。下りも問題ないが、80mmのオレのreba、もう少しストロークがあると楽なんだろうなあと想像。ここは、継続課題でもある。

最初のチェックポイント(CP)は通り抜けたが、その後二つではトイレ+水の補給。

登りで押すこともなく、下りで降りることもなく、パンクも無くメカトラもなし。体の調子も問題がない。しかし、パワーを抑えているのでタイムがぎりぎりになっていることに気付く。となると、最後の下りで頑張るしかない。なんとか、最後の下りの前の二つの登りをこなす。ペースは落ちていないと思われる。さあ、下り!いつも下りではかなり漕いでいるが、今回はそれ以上にプッシュした。心拍は不明だが。

いつものルートを通り、ゴールが見える。タイムは...フィニッシュ前にGarminが教えてくれる。6:34だよ、と。そしてゴール。目標に到達出来ず。でも、自己ベスト更新。

走ってみて

うーん。優勝者やその他上位の方々は「前進がつるのを感じながら」というようなコメントが結構出てくる。オレはどうなの?全然つらない。ということは、プッシュの度合いが足りないのだ。最後まで体力を温存してしまい、無難にゴールする。これはまるで、面白くない人生の様ではないか。

より具体的には、今回は全くネガティブな面がなかった。これだけ、コンディションを整えられるオレってすごいと思うくらいだ。それでも、前回から4分しかタイムを縮めることが出来なかった。

・バイクの仕上がりは上々。
・メカトラ、一切なし。
・体調万全。
・トレーニング万全。
・前日、酒なし。
・天気、現地路面よし。

うーむ。もっとプッシュして、自分の状況がどうなるかまで把握しておかないと、安定的に王滝は走れないということになる。今回は安定こそしたが、タイムは見ての通り。これではダメなんだろう。

次回、5月はリザルトを狙わないがプッシュしてみる。それで様子を見て、9月は6:30切りを狙いたい。ということで、来年の目標というか人生の目標が王滝6:30になってしまった。全てを差し置いて、この目標を達成せねばならんね。当日雨がふったらもう一年先送りか...?

リザルト

リザルト

http://www.powersports.co.jp/sda/12_otaki_bike_9/mtb100km_result.htm

出走931人、完走729人、完走率78%

GPS:

http://connect.garmin.com/activity/223719898

オレ:

下図。んん〜、タイムは過去ベストだが、順位がもう一つ。中間順位が低い。休み過ぎか??

嗚呼...Imageは殆ど無し。

前日の準備中の絵。お日柄もよく。

オレのマシン。Sweet bike! どろどろだけど。

 

 

 

13/06/09 Update