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セルフディスカバリーアドベンチャーin王滝クロスマウンテン100km
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エントリーと、狙い(?)Image全体は、こちら 王滝はしんどいけど、面白い。基本、可能な限り毎回エントリーしたい。ということにしているんだが、5月の王滝はしんどい、とオレは勝手に思っている。平気な人は平気なんでしょうけれど。昨年の5月は鈴鹿と重なったので鈴鹿に行った...が、その日は台風で王滝は大変だったらしい。今年は、昨年が過去ベストですっかり満足したので、一生懸命走ることをやめ、その雰囲気を満喫しよう、と決めていた。王滝のトレイルを100kmもサイクリングできちゃう。なんてゴージャスなんでしょう。 また、もう一つ。Scalpelは坂バカ君のところに里子に出たので、次期マシンとしてSalsa El Mariachi Ti、29erのHTを導入したわけで。これのポテンシャルを見ようというのがもう一つ。とにかく、写真をとりながらじっくりゆっくり走って王滝を味わい、マシンのテストをしようということだな。長野までドライブして車中泊、そして最高の部隊でサイクリング出来るなんて。なんてすばらしいことなんだろう!ということで、気楽で楽しみなイベントになった。 前日と、セッティング本当は、本番前の木曜日に休暇を取って、マシンを三重県北の山でテストする予定だった。しかし、業務都合で休暇が取れず。代わりに金曜日に休暇としたが、準備こそよかったものの雨が振ってきたのでテスト出来ず。ポジション等を大まかに作り込んで現地へ行くことにした。 土曜日は快晴。11時頃名古屋出発。のんびりと王滝村へ。おんたけ2240含めたいつものルートで松原スポーツ公園へ。今回は、EW&Fの私的ベストセレクションをiPodに突っ込み、気持ちよく移動だ。30曲くらい?あら、15時前に着いちゃったよ。早すぎ。まあよい。まず受付。時間が早いので、まだ人は少し少ない。ブースは毎度のいつも通りのブランドが軒を連ねる。今回はtopeakが出店。現実的でよいと思う。Topeak-Ergonの池田選手もいるからね。Trekは自信の29erを展示。XTがアセンブリされていて、現実的でいいね。金額は53万。いいところじゃない?オレみたいに、へんなこだわりがなければ、このTrek SuperFlyElite100だっけ?このフルサス29インチを買うべきだ。あれこれやるより、よっぽど安くていいんじゃない? CrankBrothersではお店の人とホイールに付いて談笑。ツールセットは格好いいが高い!いつもOD Boxでトップテンを2本。 続いて、バイクセッティング。タイヤの空気圧で、悩む。データがないのだ。29erにあるべき空気圧とは...。オレはリム打ちパンクを警戒して、結果フロント2.4、リヤ2.6とした。ちょっと高圧だったかもしjれないが、リスクと転がり抵抗をセットで軽減。29erだから、縦方向の接地面積が大きいから大丈夫だろうということで。そして...サドルのセッティングは結局失敗したんだが...サドルの高さを調整後、泥の侵入を防ぐためサランラップでシートポストとシートチューブの境をガード。 と、色々いじっていると、お隣にクルマを止めたHさんと会話。王滝は初ということで、余計なことをあれこれアドバイス(笑)。Hさんとは、レース中もレース後もお会い出来たので、よかった。一つ、大切なアドバイスを忘れていた!5月は最後の二山に注意!ということを、終了後に申し上げたんだが時遅し。無事で何よりでございました。 HさんのXTRのブレーキを触って、自分のとレバーの位置のセッティングが全然違うことに気付いた。うーん、こうすればポジションは出るな...。 続いて、そえちゃん率いるTeamZeroの皆さんも到着。談笑していて、そえちゃんのニューバイクを見せてもらう。カーボンのTrekの29er。アセンブリはXTでばっちりだ。さらにしっかりとTubeless Readyになっているという。オレのはチューブ入りだもんな。実際はオレのEMTよりちょっと軽いようなんだが、持ってみるとずいぶん軽く感じる。ここで、そのTrekのXTRブレーキのチェック。うーん、Hさんと同じだ。 オレのセッティングは、レバーのはじっこに人差し指をひっかけるスタイル。だから、シフトレバーがとても遠く、困っていた。ところが、皆さんと同じようにすればうまくいく。よって、無理矢理セッティング変更。 お、向こうにドバッツのクルマもあるぞ。見に行くと皆さん受付に行っているみたい。 で、車中泊をのんびりと決め込む。ビール、蓬莱(日本酒)、22時には寝袋。 当日4:15に起床。バイクの様子をちらっとみて、4:30ごろバイクを並べに行く。最初は最後尾スタートを狙っていたが、登りの渋滞がいやなので、スタートだけは早めに。でも、まだ並んでいるバイクの数は少ない。あまり前に行く気もないので、間を空けていつも通り、国旗台のあたりに。すぐちかくにもっちー氏、H氏。イベントに単独で出るケースが多い自分としては、こういうのもいいね、と思ったりして。 トイレに10分ならんで、またクルマに戻り朝食。着替えて、食料、装備のチェック。5月はいつも水が余るので、アクエリアス+水+トップテンのドリンクをちょっとだけ少なめ、1.8lくらい?先日の鈴鹿でハンガーノックになっちゃったので、ジェル類は10本持つ。トップテンを1本。少し肌寒いので、夏の装備に腕、足、胸にスポーツバルムを塗る。おっと、15分前のコールが。バイクの近くでスタートを待つ。 レーススタート6時、スタート。いつも通りアスファルトをだーっと走る。前に出なくてもいいんだが、ついロードレースよろしく前に出てしまう。4-5km後?ついにオフロードの登りに。淡々と走るが、面白くないので早々にコースから外れてデジカメでImageを撮る。いいねいいね。現在はたぶん7時間で走るくらいの足だと思うので、止まっては走り、を繰り返すがだいたい同じ人たちと抜きつ抜かれつという形になる。何度も登場し、邪魔ですみません、と思いながら登り、下る。ところが、早々に問題点が。お気に入りのThomsonのセットバックシートポストが、じりじりと下がるのだ。今回はハンドルが高いセッティングなので、もう、ママチャリ状態。周りから見ても「何だこの人?」という感じだっただろう...。これはこれで、くるくると足を回しやすく、思ったより走れたから面白い。しかし、何回止まって締め直したことか。 レースだ!という重圧がない王滝は、純粋に楽しい。景色はいいし、「おんたけ」(Macだと変換せんなあ)は綺麗だし。緑はすがすがしい。川は綺麗だ。すばらしい!景色がいいところで、スペシャライズドの方とImageをとりあいこする。走っていると、「これまた渋いフレームですね」「おっ、EMT!」という声がかかることもしばしば。EMTという表現は一般的ではないのでここをのぞかれている方でしょうか、恐縮でございます。 9月にだーっと下る最後のほうを登ることになるので覚悟していたが、前半はそれほどでもなかった。登り、下りとも標準的(???)だが、オレ自身は最初、おっとと...となった。初めはわからなかったんだが、オレ、多分2月ごろ以降は全くオフロードいってないし...ということに気付く。オレ自身のスキルの問題なのだった。また、前半、一瞬出てきた登りのコンクリートでふらついて足をついた。これ、シートポストがセットバックしているものだから、急斜面でフロントが浮くのだ。以降、気をつけて走ることにした。またこれもスキルの問題だが、最初の下りは振動が激しく感じられ、目が回った。手足がサスペンションとして機能していないから。これは2回目以降は大丈夫になった...が、フルサスの恩恵って凄いね。ただ、フロントサスのストロークがよくわからんなー、というまま最後まで走った。手が痛いよー。 と、自分のスキルが元に戻って中盤戦。いやー、29erってすばらしい。皆さんがスタックしてしまう砂利やらを、「ずごごごご」と勝手に突き進む。26だと、おっかなびっくりだったよくない路面での轍の横断もなんとかなる。同じく、ずりずりとタイヤがうまってしまう砂利でも26よりは走りやすい。今回はハードテールだったわけだが、ハードテールでも問題ない。いや、本音は楽という意味でリヤサスが欲しい...と思うが。さすがに、44歳になると...ねぇ。 途中のCPで、ドバッツでよく会う方とばったり遭遇。一度落車あり、けがをされていた。大丈夫でしたか? Imageをとり、シートポストを引っ張り上げ、としょっちゅうストップしながら走っていたが、今回はCP(チェックポイント)でも毎回止まって、トイレにより、水をもらい...ということをやった。充実だ。cp2を過ぎてしばらくしたら、いつものあの68-9km前後で出てくるあの道が!もう、トラウマになりそうだ。Imageは、地面を写しているように見えるかもしれないが、実際はカメラをほぼ水平に構えている。それで、これなのだ。ここはまだマシな路面で、もっと酷い。毎回、ちょっと頑張って乗ってしまうんだが、今回は周りの人にも声をかけ、「乗れない所は歩きましょう!」とみんなで歩いたりして。これはこれで、気分がよろしい。しかし、この登り、長い。とくに既に70km走ってきた100kmの人には、相当つらいはず。42kmの人たちは、意外に元気にここを通るらしいのだ。 終盤、CP3に到着。川が流れ、気分がなごむ。しかし、何故かここでイッパツ走っておくか!という気になる。ノンストップでゴールに行くか、プッシュするぞ!ということで、力試し。前回の9月もそうなんだが、下りが多い終盤では区間順位は悪くないオレ。9月は総合68位だったが、最後だけは35位、だったかな。タイムはまったくチェックしていないという幸せな走りなんだが、さあ行くぞ!と走り出す。あ、チェックのセンサーを超えてから10分以上休んでるからダメか(笑) いきなり、とんでもない登り。ここを乗ってクリア出来る人はどれくらいいるの?ここも周りの皆さんと一緒に、押す。さて、いったんなだらかになり、83km地点。オレはコースを知っていたが、ここでまた激登りが待っている。この時点でここを走っている人たちは、そこそこ走れる人たちのはずだが、さすがにつらそうだ。オレはそれまで休んでいたから元気に登る。下りも、バイクが暴れて手が痛く、「うあー」と声が出るぜ。腕の皮が、振動で痛くなるんだぜ。こんな経験はないぞ。サドルが下がる弊害はあるが、さすが29er、意外に座ったまま下れるぞ。いいねぇ〜。手足が全体的にサスとして機能したね。今回はGarminを見ているので、距離がよくわかる。無理せずゴール、7:34。ふむ、思ったよりいいんじゃない? 走り終わってのんびりと片付ける。Zeroの皆さんと談笑。おっと、ドバッツの某火元責任者様とも会話出来た。Hさんも無事お戻り。もっちー氏も最後にお会い出来た。その後、ぷらぷら片付けていたらシクロワイヤードの方の取材を簡単に受ける。この人も速かったな...。ということで関係するかた皆さんとお会い出来た。よかったよかった。シャワーを浴びてのんびり名古屋へ。といっても、何故かクルマが少なく、ゆっくり走ったのに3時間程度で名古屋へ帰着。 課題いやいや、マシンのチェンジもあったが、色々課題も、いい所も。 ・29erの導入は正解だった。リヤサスがあるに越したことはないが、ハードテールでも問題は感じられなかった。 リザルトhttp://powersports.co.jp/sda/12_otaki_bike_5/result.htm 出た。だいたい、毎度1週間で出るね。大したことないが、まーこんなもんでしょ。今度の9月は目標6:30、スペシャル目標6:15。 感想いやー、王滝はいいですね。雨がふったら、こういう感想にはならないでしょうけれど。秋はみんなで行きましょう。 |
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12/06/13 Update