Top > MTB > 木城2010 |
MTB4時間耐久in木城宮崎県児湯郡木城町/2010年11月7日 |
毎度の木城#すみません。無駄に長いページです。 木城とは、オレのレースデビューの場だった。2004年。ああ、面白いなあ、と思った。その印象は6年経った今でも変わらない。特にその2004年は、みんな遊びにきて、勝手にピットでバーベキューをやっているんである。レースに出ようが出まいが、関係ない。あんた、ソロだろ!という人が「もういい」といって、ビールを飲みながら肉を食らう。そしてそれは正しい姿だと思う。2005年は、大雨で現地グラウンドなど土が流されてしまい、レース出来ない状態。2006年から復活、現在に至るという感じだ。今回は第15回記念大会でもあったとのこと。 今年は宮崎県を口蹄疫が襲った。なんとか復活、無事開催にこぎ着けた。その間、開催するかどうかのチェックを怠っていたため、コテージを押さえ損ねた。あー、失敗。しかし、それはそれ。レースは逃げやしない。出来ればコテージを確保し、地鶏やせせりで一杯やりたいところだったが、仕方がない。 我が九州支社のメンバーは結婚したり、結婚しそうだったりして忙しいので、兄と二人で今回も中年兄弟ライダーズを組織しエントリー。兄の友人チームも1ペア参戦。 今回は日記にも書いていた(かな?)通り、目標があった。まず、遠来賞をとにかくgetすること。一昨年、焼酎2本と高級な地元の蜂蜜のセットで、おいしい思いをした。ついでに、総合で10位以内。また前回はインチキなクラス優勝だったので、3位に割って入ること。この二つがクリア出来ればOKと思っていた。果たして? 移動オレは名古屋からの参加だ。レースの為だけでも行くと思うが、両親も宮崎に移住?して6年になる。親の顔を見るのも楽しみだ。お土産をぶら下げてセントレアから宮崎を目指す。
Sciconだが、一番下のImageでキャスターがちらっと見える。そこそこ大径のタイヤなので、段差もすいすい。ただし!4輪とも舵角が変わるため、まっすぐ持ち歩くのに苦労する。2輪は固定が望ましいと思う。交換してしまってもいいのかもね。中身のImageを撮っていないが、フレームがあるのでそこに自転車のフレームを固定。ホイールは左右のホイール入れへ。パッドも厚いので安心出来る。また「縦型」であることを主張しているため、飛行機でも寝かされることはないのでこのまま預けられる。日本で買うと5万超。29インチMTBは多分ムリなので注意。ってことで、11時前に宮崎駅到着。グッ。 コースイージーながらそこそこヤバイところも作ってあり、初心者から手練の面々も楽しめるコースレイアウト。これも木城の魅力だ。また、コスモスが咲いていて、その中を走るのも楽しい。Imageを撮ってしまったので、折角なので並べる。なおYoutubeにも動画がうpされているのでチェック。なんて冗長なページなんだ。
走り慣れている人なら、フロントはセンター(32t)だけで走れると思う。そうでない人は、竹やぶに入る前にインナーに落としちゃおう。オレはアスファルトや平地はアウターを使っていた。休むダンシングをするためだけど。 程よくスピードが乗る区間もあるし、敢えて減速させられてしまうところもある。林間は気持ちよく曲がらせてくれる感じ。素晴らしく楽しいレイアウトだ。 今回のマシン今回はスカルペルから、このFoesにスイッチ。思わず、コスモスの前で記念撮影。組み上げてまだ200kmくらいしか走っていない。つーか、まともなオフロードで使うということではシェイクダウン。試走してフロントサスをセッティング。その他は全く問題ない。 とにかくよく曲がるし、剛性感が高い。15mmスルーアクスルの効果は大きいと思う。木城は一部コースで細かいガタガタがあるのでハードテイルは苦しい部分があるが、それも楽しめばOK。 林間のつづら折れでこのバイクの本領発揮。最低限の減速で、綺麗にコーナリング出来る。タイヤは2年くらい使ってぼろぼろのシラク・チューブレスだが、丁寧にリーンアウトでタイヤのノブを立てて曲がることで気持ちよい林間コースを味わえる。ハンドルが近いと感じるものの、結果コースにあっていたのか問題は発生せず。いやいや、木城スペシャルと言ってもいいかも。シフト関係も丁寧に仕上げただけあり、実にスムーズ、メカトラなし。もう少し真面目にインプレすると、シートポストが妙に長いのに気付くと思う。それだけ、低重心になっている。これは細かいところで威力を発揮。またホイールの軽さ、硬さが路面状況を正確に伝えてくる。結果、非常に扱いやすい。ハンドルが近くて高いという不満あったが、終わってみて上半身がリラックスしていたので、これはこれで正解なのかもしれない。 もう一つ、タイヤの空気圧もポイントだったかも。最初はマディな路面も多く、フロントのグリップを稼ぐため空気圧を思いっきり下げた。オススメはしないが、フロント1.5、リヤ1.8くらい。チューブレスだから出来る技だね。2時間ほど経過して路面がドライに変化するタイミングで、フロント2、リヤ2.5にup。これでタイムが垂れなかった可能性もある。この辺が機材スポーツの面白さかな。 続いて兄のSpecialized。S-Works Epicだ。ブレーキをみてむむっと思った人は偉い。左フロントなのだ。アメリカ仕様だね。兄のバイクは全部そう。ホイールはお揃いになったね。スペシャライズドのフルサスは、ブレインが売り。確かにペダリングロスは少ないが、全くストロークしないわけではない。そのさじ加減は色々いじれるんだろうね。持ち比べたところ、サスなしな分だけFoesがちょっとだけ軽いかな? しかし、後半2時間においては絶対フルサスがいい!と思ったオレ。少々重くなっても、フルサスの恩恵というのは大きい。来年どうしようかな。前後一緒にロックアウト出来るバイクがあればベスト。 今回、恥ずかしながらチェーンオイルを忘れてきた。兄もだ。慌ててメカニックサービスに駆け込んだ。「車楽」さん(宮崎市)がメカニック担当。チェーンと、ついでにフロントサスペンションに注油してもらう。Vipro'sという、マリン系から来たオイルとのこと。チェーンは全くトラブルなし、音もなし。フロントフォークは、新品ならではのシブい動きがなくなった。これは終盤に向かう程顕著になり、より楽になっていった。ヴィプロス、1本持っていてもいいかもしれない。どうやら東京の会社がやっているようだ。車楽のサイトで通販可能。「あとで感想を聞きたい」とのリクエストあり、終了後も雑談しに行ったりして。 また、こっそりとfoesというレアなバイクに乗っていたわけだが、エリーさんにだけ気付いて頂いた。嬉しい。ははは。 レースの準備は...レースには、準備が必要だ。両親、兄家族、オレでこの店へ。大将に聞くと、土曜はおろか平日も最近一杯らしい。だから文字では残さないことにする。安価、地元の食材の居酒屋で、オレが理想とする店のスタイルだ。なお大将も翌日の木城4時間に出場。大将はスポーツとしては本職は水の男、ということで、かなりごついが少し体重を落とされましたか? 敢えてさっとしか揚げていない小えびの唐揚げなど、しつこく食す。食い過ぎでくるしく、おにぎりをかぶりにしてもらいました。とほほ。
当日7時から試走あり、6時に宮崎駅前を出発。
現地に7時前に到着、場所を確保。雨はあがるが路面がハーフウェットなので、誰も試走していない。試走終了ぎりぎりで、コースコンディションを確認に1周だけ。あー、竹やぶを上がるところだけがべとべとになっているね。あとは問題ない。 レースライダーズミーティングの参集がかかる少し前。地元、木城町の役場の放送?で、「○●地区で火災が発生しました。消防団員は至急○●地区消火活動対処ください」との声が。むむっ、火事か。同じ内容が3回程コールされる。 その1分後、「ただいまの火災連絡は、誤報でした。」 これ、多分最高の冗談だと思う。というのは、今回地元消防団の方々がそのコスチュームで10名程度レースに参加していたからだ。誤報でもなんでもなく...。このおおらかさに、ウケた。気付いていた人はかなり笑っていたが。 さて8:15から開会式+ライダーズミーティング。今回もゲストライダーは山田大五朗氏。タネさんの悦に入った?トークでスムーズに進行。木城町若者会の会長さんのトークで盛り上がる!そのままファーストライダーはスターティンググリッドへ。各カテゴリーを縦に並べると言うスタイル。スタート前にポイッと兄はオレに走者のしるしであるリストバンドを投げて、それでオレが今回も向かったわけだ。 さて無事整列終了。毎回5列だが今回は6列なのでちょっと混乱が考えられた。125チームで、多分7^8列目にいたと思う。 9時、ついにスタート。11割のパワーで行くと、先日のグリムのようにへたってしまうので(猛省)、9割のパワーで前に出る。最初からアスファルトの登りになっているので、サスをロックアウトしてダンシングで駆け上がる。その時点で、だいたい実力差で順位が決まったような感じで、前にも後にもライダーはいるが抜きも抜かれもせず、となる。縦1列、渋滞がないので、スムーズに走ることが出来る。2周目もほぼ同様。 我がチームは2周で交代することにしていた。今回はリストバンドを左腕に、という指定があったのでそれをふまえてのバトンタッチをスムーズに行う。このパターンが出来上がっていたので、バトンタッチで時間を稼ぐ感じ。オレも兄もだいたい10分/周 で周回を重ねる。
途中、だいたい同じペースの人と延々と一緒に走ることが多くなる。周回はどうかわからないのでムリはしないが、色々なジャージの人々。これはこれで、楽しい。ジャージチェック。ちょっと速い人について行くとラインも参考になる。が、速い人ってのは極端に早く、参考もへったくれもなく視界から遠ざかってしまう。 今回やってみたこととして、2周走って戻ってきた時に足をマッサージしてみた。効果は謎だが、最後まで走り切れたからOKなんでしょう。静脈の血液を上に上に送るパターンね。使ったタオルは泥で真っ黒けになっちゃった。 毎周回、登りと裏の舗装路面ではフォークをロックアウトしてアウターでダンシングで走る。そのあとは下りなどで休めるので。あとは上記コースImageに書いた通りで、毎周回スムーズなラインを見つけ攻める楽しみを追い求める。 最後の最後まで、きっちり二人とも1周10分をキープ、結果として4時間、240分を24周でフィニッシュ。いやいや、楽しいですな。 無事ゴール。デドンのトラクタもスポンサーだ。しかもチームでお揃いのTシャツに色々書いてあった。面白い。 リザルトなんと、翌日?にはリザルトが! よし!二人組で3位を確保。何故かチーム名が間違っているなあ。他にもチーム名ではなく個人名になってしまっているところが多数あったようで、データ入力に間違いがあった様子。だが、まあいいや。 さて総合(Click!)。よし、9位!青い点はオレのタイムだね。10分を越えているところは、前が詰まっていて待っていたところ。おもったより垂れてないのよ。グリムまでこの足が保てれば。しかしトップクラスの方々とは2周=20分も差があるんだね。頑張らないとね。
無事、お立ち台get。手前の段ボールは副賞! 入賞者が集合しての記念撮影。濃い(笑)。あまりにも。勝手に使っていますので、小さめのImageにしました。 副賞。本当はこれに加えて肉、野菜がてんこもり。 表彰式のあと、抽選会。ここでもしっかり、すごい肉をget。これはこのページの一番上のImageの通り。買ったら1万円を超えるぞ。ということで、みんなで山分けして、さらに親孝行になったのかな?というレースでした。 感想うむ、目標は達成したものの、遠来賞をgetできず。名古屋のオレじゃなくて大阪の人にいってしまったぁ〜が、まあよい。しかし、二人ともまさに中年で今後の伸びシロが、ない(爆)。どうあがいて体力を増強し、タイムアップするかが課題だが、ムリは出来ない年だし。 今回も、宮崎のあたたかな空気を沢山吸った。レース中、周りを見ていると、みんな知り合いみたいな雰囲気がある。終了後、オレが「Giantのマエストロサスを試乗したいなあ」と言っていたら、兄が3人組優勝である近く「しめじ狩り」のYさんに声をかけ、アンセムXを借りてくれた。ふーん、思ったよりストロークするんだなあ、というかそういうセッティングなんだろうなあ、これで王滝6時間で走るのかあ、と思ってしまった。もう少し研究が必要。 と、脱線したが幾つかの大手スポーツサイクルショップつながりだったり、レースやらで顔を合わせる方々だったりと何とも言えないいい感じなのだ。これはグリムにも近い空気がある。来年は、レースより前日のBBQをしっかり行うべく準備したい。←マジで |
11/05/01 Update