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SDA王滝クロスマウンテン100km@王滝村2010年5月 |
10/2/01 申し込み兄からMailが着た。5月王滝のエントリーのエントリーが始まっているよ、と。5月は「逆まわりコース」だ。毎回、5月は苦労する。が、妙に楽しい。毎回少し寒い(昨年は最悪な大雨だった)ので装備が難しいが、いっちょいくかとエントリー。この冬は、おんたけ2240(スキー場)にボードをかかえて2回行った。王滝村に親近感さえ感じている。今回もプチハウスseoto(瀬音)を予約。 毎度の彦根エリアメンバーは子供が産まれたりなど色々あって不参加。兄と2人で行くことにした。 バイク、装備バイクに関しては、前回から特に変わった点はない。右のImageの通り。 まともに撮ったImageがない。見ての通り、毎度のスカルペル04だ。エルゴンのグリップ、SID、CrossmaxSL06、XTR96+97+XT、前後小さなフェンダー、サドルバッグ、フレームにもバッグ。背中にはDeuter Race。ホイールは2-3年ハードに使っているが特に問題は出ていない。しかしスポークが緩んだりするのもいやだと思い、若干テンションを調整。調整する方法を知らないので、スポークを弦のように弾いて、その音で合わせた。理論的にはOKと思うんだがどうかな。懸案はリヤサス。先週のルイガノカップ5hソロで、120psiに設定しておいたはずが30くらいしか圧力がない。乗ってやたら前後に動くのでおかしいなと思っていた所だ。うーむ、ということで120に上げ直す。 天候がよいにも関わらず、フェンダーは前後装備。晴れていても毎回せせらぎの上を走っていくことは非常に多い。気持ちよく水を浴びるのも悪くないが、ウェアがどろどろになるんだよ。晴天でもリヤフェンダーの人は若干いたね。フロントは装着率高し。 タイヤは前後IRC Mibro Marathon 2.1、チューブ。チューブはシュワルベ。フロントは薄くて細いヤツ、リヤは現地で買った通常の物。タイヤは毎回どうするか悩むが、もしものケースでの対処を考えるとチューブドが楽かなあ。しかし理論的にはチューブレスがパンクしにくいぞ。チューブレスにシーラントがいいんだろうね。 もう一つ悩んだのはサドル。スペシャライズドのサドルはいい形状だが、しばらくして座骨が痛くなることがわかっていて(その後、ポジション調整で解消)、なかなかその痛みは時間の経過とともにつらくなる。しかし、アリオネだと前立腺あたりが詰まった感じがして、イチモツに血が行かずしびれる。これがいやなんだ。迷ったあげく、アリオネを少し前にセットして挑むことにした。 食料など。ドリンクは2lのバックパック。チューブを吸うパターンだ。TopTenを1本、アミノバイタルの粉末を3袋、アクエリアスを8割、残り2割は水。冷やしていた物を使用。基本のエネルギー補給はパワージェルの梅、4袋をフラスコに。追加でトロピカルフルーツを2袋。パワーバーのバニラを1本。パワーバープラスを1本。 工具も毎回パターンが決まってきた。インフレーター、Topeak。ロードモーフかな。少々大きいが、高圧まで入れられるし、大きいからエアを効率よく入れられる。チェーンカッターとチェーン5コマ、コネクティングピン2本。チューブ1本。アレンキー+ドライバーのツール。CO2インフレーター、ボンベ2本。以前からすると持ち物は減ってきたなあ。 ウェア。ヘルメットはCatlike。目の保護はOakley Jawbone。上半身はアンダーアーマーの夏用(日焼け対策)、WaveOneのチームジャージ。下はPremium Pearlのショーツ。シューズはSIDI Ergo2。ソックスはCannondale。厚手だときついので薄手。周りの人には、王滝の場合、パンツがぼろぼろになるのでチームジャージなどオリジナルのものは着用しない方がよい、と勧めている。雨の王滝の場合、パンツに穴があく。2枚オレは開けた。どうせあくので、最初から穴があいたプレミアムパールだぞ。 愛する人の写真、などは持っていって落とすとややこしいので携帯しないのが吉。オレは指にパートナーと一緒に買ったティファニーのリングだけ着けている。 移動宮崎にいる兄がまず1100km走って名古屋までやってくる。29日11時ごろ到着。荷物をバモスに積み替え王滝村へ。詳細は右のImage。 その他Imageは割愛するが、ブースがいつもと同様幾つか出ていた。Trekは気合いの展示で、ハイエンドのバイク含めて展示していた。試走もした。最初はTopFuelだ。90万円。前後バランスがいい感じで、サスペンションもほどよく動いて、しかし無駄には動かない感じが伝わってくる。これはよい。これは好みだが、オレはSramのシフターが嫌いだ。アップもダウンも親指。親指シフト。というと、昔の富士通のワープロですね。それはさておき、ダウンヒル系の人はブレーキングしながら操作するのにいいのは理解するが、王滝では両手の親指が死ぬ。その時に、両方親指でというのは買う気にならない。先日の5時間耐久でも少しきつかったからね。 よって、このフレームにオールシマノ、という組み合わせで使ってみたい。 続いて、Gary Fisherの29er。Superfly 100だ。Superflyといえばボーカリストだが、さにあらず。29erには興味があるが、ちょいのりでは違いがわからない。理論は頭ではわかっているが体感出来ず。またホイールが重くなる等弊害もあるので、慎重に検討が必要だ。26インチで不満を感じていないので、26がいいのか? ただバイクそのものは好感。Sramを使用しているのは同じ。Superflyはフレーム売りはないのね。70万円なり。 レース3:30起床、4時から食事、4:30ごろseotoを出発、現地へ。現地に着いたら5時前、バイクをまず並べる。いつもより、ほんのちょっと前。その後ドリンクを準備などなど。夏のウェアで行こう!といいながら、歩くだけで風が寒いのでレッグウォーマー、レインウェア。6時丁度にスタート。 100kmレース、700名弱。9月は1000名程になるが、昨年5月は確か750名程度。さすがにしんどいということでエントラントが減っているのかな。それでもまだまだイベントとしての存在感はある。なにせ、あの道を100kmだ。 スタートして5-6km、アスファルト。この間にウォーミングアップするわけだが、思ったよりも前に出た。ほどなくオフロードへ、一瞬渋滞するがすぐ解消。毎回、混んでいる所を路面がわるいルートで抜かすので体力を使ってしまっていた。今回はそれは極力さけつつ、しかし足は回し続けた。アスファルトで前に出ていたので、そうする必要がなかったのかもしれない。その証拠に、後半は比較的一人旅が多くなった。 毎回、前半は体力温存に努めながら、後半疲れて結果どちらでも同じという感じ。今回は反省から前半もやりすぎない程度に積極的に足を回していった。最初の10km地点あたりで、暑くなったので上着とレッグウォーマーを脱いでしまった。早々に心拍数も160を越える。30kmくらいまでは積極的に(オレにしては)足を回す。途中、2-3カ所、ついつい景色がいい所でデジカメ。本当は、もっと撮りながら走りたい。秋はそうしようかな。でもつい頑張っちゃうかな〜? 50kmを越えるとやっぱり疲れは出てくる。しかし途中の栄養補給が効いていて十分動ける。平地、登りは心拍150以上をキープ出来た。下りは休んでいるので120くらいに落ちる。今回は平地も自分なりに重いペダルを踏んで速度維持に努めた。下りは、基本はノーブレーキ。曲がる所だけブレーキング。一部おっとっと、となるが転倒はなし。後半、足が疲れて心拍が落ちてきたら、秘密兵器34tに落として、ケイデンスを110くらいに上げて突き進む。 60kmを越えると、「あのコース」に遭遇することに対して備えねばならない。集中力勝負なので、カフェイン入りのカーボショッツを食す。68kmごろから「あのコース」だ!しかし、いつもの岩がごろごろ状態ではなく、少々土が入っていた。これは天候のせいなのか何かはわからない。また、重機が通ったあともあった。多分土砂でうまって、そこをならしたんだろう。 しかし、角度は急だしましといいながら岩が多く、かんたんにスタックする。今回は2回足付き減点、2回目は気分を変えて少し歩いた。するとまた元気になるのでまた乗っていく。 この登り、精神的につらい。9月の順コースであれば、だーっと下って一瞬で終わるのに。しかし、木々の中を抜けていくこのコースは周りに目をやると大変さわやかで、小学校の夏休みを思い出す感じだ。と、そんなのんきな状況ではないのだが。 ピークを越えて下りを気持ちよく走り、80kmあたりでまたも激しい登り。ここも瓦礫状態で、タイヤをグリップさせることが難しく、また角度も急だ。オレはその登り寸前でアウターからインナーにギヤを落としていったらチェーンが外れて内側に落ちた。その間に抜いていった人がオレの目の前で転倒、「やっぱり足に来てますねぇ」という話。オレはしばらく走るが、足付き減点3回目を喫し、ここも景色を見ながら少々歩いた。 どちらにせよこの2カ所、延々と登るので心が折れないように頑張らねばならん。ピークを越えると5-6kmずーっと下り。ここでは疲労がピークに達するので慎重さも必要。オレはいい意味で頑張った割には疲れていない状態だったので、ノーブレーキを基本にがーっと下る。手のひらにマメが出来まくった間はあるが、骨、肉ともに大丈夫。ちょっとだけシフトを行う親指の付け根の関節が痛い。まえを行くひと達がそろそろと下っているのでお先に失礼する。 突然、ゴールが現れる。もうちょっと先かな?と思っていただけに戸惑いつつも嬉しい。ということでリザルト待ちだが多分7:18程度と思われる。 走ってみて毎回自己満足だが、今回は(タイムも向上したが、また偉そうに言えるタイムでもないが)自分なりに頑張ったレベルが高かったので凄く嬉しい。登りも下りもプッシュし続けた。今までのトレーニングが報われたなあ、と思うことしきり。 下りは、ノーブレーキが楽。スピードも出るが岩の抵抗でそれほど上がらない。ただし、砂利のコーナーだけはオレはとまるくらいスピードを落としてしまう。砂利のコーナリングはいやじゃ。丁寧にリーンアウトで曲がることにしている。また、ノーブレーキだとブレーキレバーを握らなくていいので、これも楽。多くの人は足よりも腕がきついんじゃないかな、と思う。なお、ノーブレーキといいながら、プッシュ+プルで路面の凹凸にあわせる必要はある。でないとパンクのリスクも高くなるしよけいしんどいし。 登りは、スタックしそうなところは足を無理矢理にでも回してスピードを上げてクリアしている。ずーっと速い人はこんなことする必要ないけれど。また今回は重めのペダルを踏んでみたりしたが、ちょー軽いペダルでがんがん回すのもメリハリが効いていいよ。 ボトルで水分補給ってのが荷物的には楽だが、スタックしそうな、延々と続く登りの途中にボトルを取るのが難しいので、オレは王滝の場合背中に水分を背負うことにしている。これは楽でいい。荷物にはなるが、他の物も持つのでまあいいや、という感じ。 晴の王滝は、とにかく最高だ。前半は景色を見ていたが後半は路面を見るので精一杯だったのも付け加えておきましょう。トイレは2回。 レースシーズン前、3週連続で中津川の峠を越えて150km走っておいたが、これが功を奏したね。よかったよかった。 帰路ゴール地点から松原スポーツ公園まで4km程度。兄と2人でだーっと流す。到着していつもの溝でバイクを軽く洗う。バイクの洗い場が出来ていたが、人が多かったので並ぶ気ならない。晴れていたのだが、道を流れる小川などが多いので、結局バイクはどろどろなのだ。続いて荷物も全て積み込む。さあ、風呂だ。王滝の湯は、今更オフロードを走る気にならないので、毎回寄っている、うしげの湯へ。ところがあああ!右のImage参照。 リザルト元気一杯走って、ゴールした。景色も良かった。 5/30 6:58,95.5km,3043kcal,av13.7km/h,143bpm,76rpm,max61.1km/h,187bpm,150-130bpm 52%,under16%,over31% ふむ、過去と比較すると右の表。目標の100位からすると今ひとつだったのは事実だが、個別に見ていくと過去からの進歩はあると思う。09/9は楽なレースだったので別にして、区間順位などもまあまあのupだし。また完走者数比の進捗がよろしい。 秋も思わずエントリーしちゃったし。トレーニングを続けて9月もそこそこ頑張りたい。来年5月はのんびりとトレイルを楽しむ王滝にしようかな。なーんて思うこのごろでした。
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11/06/30 Update