2024年8月・五島ロードバイクツーリング3days day3

Aug31,2024 Camera:Olympus TG5,iPhone12ProMax


Day3は島としてはメインの福江

福江島は五島の中心的な場所と思われる。元々は福江市で、市町村合併を経て現在は五島市、らしい。町はそこそこの規模で広がっていて、日本の普通の地方都市の風情。どうやら、五島の城址だったらしき場所があり、なかなかのお堀の雰囲気なのだが、この中に五島高校があるとは!どちらがいいのかはわからんが(文教の場所とするのか、観光と歴史の場所にするのか)、いい場所だ。高校生たちにとっては誇り高き場所なのだろうなあ。
つーか、誇り高いもなにも、贅沢でさえないかこれ??いいなあ。こんな学校だったらオレも行きたいぞ!しかし長崎大学時代の知人には結構たくさんここの出身者がいるわけで。うらやま。みんな頭良かったなあ。フェチとかマニアもいたけど。

セレンディップの朝食と、1Fの雰囲気。朝早めだったからか誰もいない。画像はないが、昼になるとここに色んな国籍と思われる人たちがやってきて、オンライン打ち合わせやら仕事やらいろんなことをやっている。せっかく来たので、お出かけしなさいよ、という気がしなくはない。いいスペースだね。

文章よりも動画をどうぞ

この日はソロ活動だったので、自分で撮っておいた360度動画。ぐるぐる回して見てください。



Day3のルート





この日は、疲労はあるもほぼこの計画通りのルートで走れるだろうと思い、忠実にトレース。結論的には、まあ最初に行っても最後に行っても、「五島つばき蒸留所」までの道のりは自転車にとってはまあまあしんどい、というところだが。また、問題は蒸留所の売店の営業時間が10-15時であるという点。朝イチでは早すぎ、のんびり走ると間に合わない。でもセレンディップに連泊だから、荷物はおいて行けるのが楽でよいぞ。最後に半泊地区=蒸留所に行くことにする(地図では北東=右上)。

鬼岳

この日は、どちらかというとひたすら走るだけなのでネタがない。ネタがないので回ったポイントを書くに留まるのだが。まずは五島市南部に行くと出てくる丘のような山、鬼岳。由来は...知らん。鬼というよりは平和な丘だったのう。鬼岳に行く途中は海が見えて、平和なルート。気分よく飛ばしていける。
左側の丸いのが鬼岳なの?2つの丘で構成されている。細めの上りが続くが、そこまで急でもなく、長くもないから程よい強度。本当は鬼岳そのものの上に登ればよい眺望なんだろうけど、バイクを降りて歩くのもしんどいので先を急ぐ。なんとなく、この辺りの地形や道路の雰囲気が霧島界隈を思い出させるなあ。次のランドマークは空港。

五島つばき空港

...と、タイトルにするまでもない。単なる通過点だったんだけどね。鬼岳からは広い道を選ぶのもありだが、敢えて細い裏道を走っていった。舗装が怪しいルートもあったが、概ね良好。ただし緑が溢れていてブラインドコーナーが多い。ライトを点けて対向車に注意しながらそろそろと進む。
程なく走ると細い道から本来の広い道に合流、そのまま空港。これも通常の?地方空港だね。この後滑走路の脇を走り、滑走路の下を抜けて島の西側へ。滑走路の間近に行けるので、飛行機の離着陸が見られたらなかなかよさそうだけど、多分1日に5本程度?だと思うのでなかなかそのタイミングにはならず。これも先を急ぐ。

空港エリアからは少し広い道に出て、快調に。特にネタはないし画像もないんだが、本来のサイクリング、らしいルートで、まあまあ広い国道をすいすいと。空港エリアからすると、どちらかというと下り基調ってのもあるね。

福江島の西側

島の中央エリアから、西側に出る。
福江島の場合は、こんな看板が。なお初日の中通島にも現地オリジナルのこんな看板がある。五島はどこに行っても綺麗な海だが、その中でも有名な砂浜がいくつかあるようだ。その中の一つがこの高浜海水浴場なのかな。
引き潮で遠浅になっているが、比較的白い砂浜なので海がさらに青く見える。ほんっと、この3日間は暑かったから何度ドボンしようと思ったことか。砂浜に出て雰囲気だけ堪能し、先を急ぐ。なお西側には一部町が形成されていて、その中の「荒川地区」で食事をしようと思っていたが、レストランに気付かずそのまま走ってしまい、食事するタイミングを逃すことに。

三井楽エリア

しばらく北上すると、福江島北西部にある半島に到達。本来、この半島については経由せずに、国道384経由で先を急ぐのも手だが、いくつか見どころがありそうだし、ちゃり旅としてはこういうローカルなところに触れておくのがやっぱり面白いので回ることに。なお五島つばき蒸留所のクローズ時間も少し迫っているので、寄る場所は厳選。当然に、こういう半島部では燈台に行く必要がある。

半島に入ると、県道233という道があるが、この道とさらに海側のローカルルートの両方を使いながら、半島北西部にある「三井楽長崎鼻燈台」を目指す。途中までは林/草原/畑の中を通る普通の道だが、海側に出ると狭めの遊歩道のようなルートに。
おお、見えてきたぞ、燈台が。
燈台に到着!古めの(灯台はどこに行っても古いものが多いが)四角い燈台で、タイル張りで出来ている。三浦半島の燈台にもなんとなく似ているね。しばし堪能、記念撮影して燈台を後に。その後、この半島については「オレンジロード」という道があり、別にそれは路面がオレンジ色だからというわけではなく、夕日でオレンジ色に染まる、ということだろうと思ったが、ついきまぐれオレンジロードを思い出しつつ流す。まあ、路面はオレンジ色なんだけどね。
こんな感じ。このまま、半島の真北まで移動し、そこから徐々に内陸へ。1か所くらいは教会に寄ろうと思い、三井楽教会へ。この界隈、家がぱらぱらとあるのでまあまあ人口はあるのか、やや大きめの建物。
地図を調べるに、この先はあまり食べ物を調達するところもなさそう。多めにジェルなどを持っておいてよかった...ここの駐車場でジェル補給。しかし本当に食べ物調達が厳しいな。水分はなんとか自販機で買っているが、自販機がないエリアもあってなかなか苦しいぞ。

確かこの時点で13時ごろだったのではないかな。目指す五島つばき蒸留所は30キロ先のようだ。飛ばせば1時間でいけるが、途中が山道でこれまたアップダウンの応酬なので平均で20kmで行ければ御の字...15時には間に合うが、余裕をもって買えるかは怪しいので、先を急ぐことに。R384に戻り、ひたすら東へ。幹線道路はそこそこの勢いで走る。左側に中浜海水浴場など(かな?)が見えて、なかなかよろしい...が、止まっていると間に合わないので先を急ぐ。途中から半島部に入り、対向車対策でライトを点けつつ、ふぅふぅ言いながら坂を上り...途中全然画像を撮っていないがなかなかのアップダウンを乗り越え、なんとか14時半ごろに現地に到達。




山を越えてこの「半泊地区」に入ってくると、いくつかの民家、海、その奥に半泊教会、その横に五島つばき蒸留所が見える。やっと着いたぞ。勝手に記念撮影し、お店に入り現地の方と会話しつつ1本購入。中を覗き見ると、蒸留装置などが並んでいる。キリンのブレンダーだった方が、たくさんの源酒?達の香りなどを確認している作業をしているようだ。その間に、ぽつりぽつりと人が訪れ、買い求めていく。いい感じ。

以前からキリンの富士蒸留所、厚岸、あとこれは完全に工場だがサントリーの知多、などなど見てきた。厚岸と同じように小さな蒸留所、満足。

さあ帰ろう。まずは、来た道を戻らねばならん。一番急な斜面で20度くらいか?やっとこさ、なんとかペダルを回せる感じ。だが、最初の山を超えてしまえばあとは比較的平坦。途中脇道にそれて堂崎天主堂。ここもいいね。中は資料館になっているが、また来た時にじっくり見よう。
あとは市内に戻り、コンビニで夕食を買い(予算が尽きた)、よれよれになって宿へ。この充実感がまたたまらないね。シャワーを浴びてコロンをたたきうぉううぉう、ウェアなどを洗濯し、部屋でプチ宴会。運動後は酒を飲まないようにしているが、運動ではなく旅なのでOK。
コンビニで氷も買い、早速ロックやソーダ割でゴトジン。早々に就寝。

Day4 帰ります

8/17、10:30の福江港のフェリーで福岡に帰る。早めに寝たので6:30ごろ起きて身支度をし、7時から朝食。9時ごろチェックアウトして福江港。自転車を近くに置いてチケットを買い、船の車両乗船口までどうぞとのこと。車を乗せる合間に手招きされたので自転車を持っていき、壁に固定してもらう。そのまま客室へどうぞとのことだったので客室へ。往路同様「グリーン寝台」に荷物を置いて、やっと「太古」の船内探検。
盆休み期間ということもあり、またこの後3-4か所の港に立ち寄りながら福岡に行くため、各港から乗ってくる人のエリアを区切ってある。往路も、通路まで人が寝てたもんな。応接のような部屋もあるが、ここは最初人が少なかったのでここでしばらく外を眺めたり。船の先端に出てみたり。甲板を堪能したり。特に眠くもないが、7時間の船旅なので2時間ほどよこになったり。

福岡に近くなると...
おお。自分たちが住んでいる町のあたりを海側から。これもなかなかいいな。ということで程なく博多港へ。ウェアに着替えるのも面倒だし、30分くらいなので、普段着のままロードバイクにまたがり、博多港~天神~自宅へ。貴重な機会でよかった。
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おしまい