【day4】2020年7月/ 北海道4days

August 15,2020 Camera:Olympus TG5,iPhone


day4 出発

本日のルート:帰るだけ!平坦基調、距離はまあまあ?


ほぼ平坦。風がなければ、そう苦労するルートではない。が、個人的にはDay3の上りのスプリントをやった結果、左ひざが膝蓋腱炎になったようで、しくしく痛いというか、気になる感じになっている。無理はできないので、後ろに下がってメンバーに風よけになってもらう。働かなくてすみません。

メンバーによっては朝から風呂に行ったのかな?みんな昨日早く飲んで寝てるから、早起きだ。ウェアに着替えてから食事。朝食は7時のはずなのに、昨日聞いた通り確かに6:30に行ったらどうぞどうぞと言われる。画像が残っていないが、ご飯を山盛り食べて、魚を食べて、最後はコーヒーまで出てきたような。さて準備して出発だ。この日は海岸線がメインだから、逆風が吹いていると結構きつい。
神居岩ホテルを出て、留萌の町を通過。普通に通過しちゃったから、特に観光しなかったな。まあ、またに取っておこう。旭川から留萌に向かって、JR留萌線が走っている。この留萌線は海岸線でさらに南下し、最終的には留萌から10キロほど先の増毛までつながっていたようだが、2016年に留萌の先は廃線。これも現実的だろう。留萌は漁港のようだね。留萌-増毛間には、廃駅(跡)があるようだが、今回一部見て回ったが完全に撤去され、もともと駅前の広場であったかのようなアスファルト跡があるに過ぎない場所になっていた。遺跡状態だ。掘ったら何か出るかも。

増毛エリア

さて、R231を30分南下、旧・増毛駅についた。決して虚飾はしていないが、綺麗になりすぎていて、ちょっと廃駅の荒涼とした侘び寂は感じられないが、それでも古き良き時代を反映した駅になっていた。
本当に、最近まで鉄道が走っていたのだなと感じる。駅の中は展示スペースとカフェ、お手洗い。また、プラットフォームは残してあり、そこで思わず記念撮影したりして。
駅前には、富田旅館跡がある。昭和初期の、貴重な3階建て木造建築なのだそうだ。趣深い。が、すでに営業しておらず、管理されているかどうかは不明。
駅から少し走ると、今回のターゲット「国稀酒造」だ。その手前にも、一つ気になる建物があるが、まずは国稀酒造。「一」(いち)の家紋。建物は大変整った、綺麗な木造だ。多くの酒屋は石の蔵だったりするが、これもまた違って、いい。
到着が確か8:30ごろだったと思うが、売店は10時からしか開かない。さすがに行程を考えると待てないので、あきらめて先を急ぐことにする。しかし、「一」が気になるも一つの建物も見ておきたいので、戻って行ってみる。
あとで調べてわかるのだが、こちらを見るに、もともと呉服商だった人が「丸一本間」を名乗り多角経営の中で国稀酒造を始めた、ということのようだ。なるほど、歴史を感じさせる。思うに、鰊漁が盛んになり、人が集中し待ちが大きくなり、その中で財を成して行った人が始めた、ということだな。現在その丸一本間のコングロマリットが何をメインにされているかわからないのだが、少なくとも国稀酒造は一定のブランドイメージでもって商売を北海道でやっている、ということだな。

オレ、国稀好きなんだよ。お酒は強くないから蒸留酒ばかり飲んでる。が、北海道の飲み放題文化において日本酒は国稀と北の勝、千歳鶴が含まれている場合が多い。千歳鶴は少し甘いかな?と思うが、国稀のこのすっきり感は好きで。ああ、これが飲み放題に入っているのか、という感じ。

増毛。開拓景気に沸く北海道の、古き良き時代じゃないか。町は本当に小さいが、趣深い。が、この規模では確かに多くの観光客を定期的に呼び込むのは難しいかもしれない。自治体と国稀が組んで、誰かが革新的に富田屋旅館をリニューアルするしかない、ということか。

#勝手にビジネスモデル

もう一つの「一」の建物は、現在は記念館?か何かになっているようだが、これもオープン時間の都合で見られず。 別件。うおおおおお!富田屋旅館再生?しかもこれを書いている今日のブログか。凄いタイミングだな。ということは...
この庇の部分がなくなるらしいので、この画像を使ってみる。
#キメたがる男達

オロロンラインを南下

増毛を後にする。コンパクトな、かわいらしい街。我々のような物好きか酒好き向けではあった。
増毛を出ると、きれいな海岸線。眺めもダイナミックで、ほどよいトンネル、崖、海、時々峠という感じで駒が進む。この日2回目のコンビニに寄る前に、ちょうどお昼前ということで、浜益の「海幸」を発見、立ち寄る。
料理の写真を一生懸命撮って、お店全景を撮り忘れた。いやあ、この海鮮は価値があった。海鮮は決して安価ではないが、普通にラーメンやチャーハンやらもあるので、平日の正午前、多くの人で賑わっていた。ここはいいかも。さてオロロンラインを南下していく。画像を垂れ流して置く。
休憩ついでに、白銀の滝と銀鱗の滝で小休止。白銀ではフォトセッション。
もう、意味不明な画像が増えていく。#キメたがる男達
あっ。笑

この日は観光ポイントは多くないが、トラブルもなく、じわじわと前進する。前進あるのみである。道の駅で小休止。「厚田」だったっけ。ここはきれいだし、景色もいいのでお勧めだね。バイクラックもあったよ。あんまり画像がないー。
ソフトクリーム食べたり、展望台でぼんやりしたり。車の出入りも多かったね。あとは地域の解説だとか。いい道の駅です。

石狩→札幌

石狩エリアまでやってきた!といっても、石狩市自体がものすごく広く、とっくの昔に石狩市に入っていたのだがね...。国道ばかり走っても面白くないよね、と設定しておいたルートに入ってみたら...驚いた!素晴らしい景色。
これはいいね。やっぱり景色がいいことは周りの人も知っていて、別荘と、あとは小さな美術館?フォトスタジオ?的なものがぽつぽつ。そこから先は北海道あるあるで、原野の中何もない。この原野の中の道をつっきると、国道にぶつかり、コンビニがあるのでここで補給。ここで次の必殺技としては、「ロイズ」の工場がこの近辺にあることを知っていた。設備屋のオレとしては、ビル、工場、倉庫などは押さえておかねばならん。「ロイズ太美工場」に直営店があるのだがそこでソフトクリーム食えるぜ、と言ったらみんな行く、となった。よし。ここからロイズまでは、北海道らしい広い道で接続されているが、なぜかここでひたすら逆風。バイクが進まない。が..見えてきた!ロイズふと美!目を疑う、物凄い建物だ。大きい!半導体工場だ!
ここまで画像を連荘にすると、もう手抜きなのがバレバレだが、農地に突如出現する近代的工場。それがロイズだ。現在、目下工場増築中でさらなる供給量増を目指していると思うが、なかなかコロナの先が見通せなくて苦しいよね。

さてここまでくると、あとは移動だけ...だが石狩地区は車が多い。しばらくクルマだらけの道を信号にまみれながら走る。やっとこさ、石狩川→豊平川の河川敷に出ることが出来た。ここからは快適だぞ。
当別バイパスの橋は、路肩は広いんだが車の量が多く、歩道をちんたら進む。
ああ、出発点に戻ってきた!オレがいつもジョギングしているエリアだ。無事札幌到着!

札幌で最後の修行

あー、帰ってきた。札幌といえばすすき野だ。しかし北海道経済は観光、その中でも外需依存傾向が強いため、札幌経済は楽な状況ではない。たまたま、農業など基幹産業は思ったより堅調で、コロナの影響は観光や人の移動にまつわるもの、飲食店、以外は思ったより回っている感がある。が、やっぱりホテルなどが打撃を受けていて、市内は人がやや少ない。

そんな中、ラムしゃぶ食べ放題を食いつくし、その後ラーメンかスープカレーか行ったっけ...記憶なし。最後、締めは当然締めパフェ(注:男6人です)だな。翌日、メンバーは飛行機で名古屋地区に戻って行き、オレは朝から仕事と日常に戻ったのだった。

4日間の感想

いやあ、非日常を味わえてよかった。個人的には走り切れないリスクだったり、体の問題を複数抱えていたけど、問題が出なくてよかった。6人で走ってトラブルはオレのパンク1回だけ。メンバーが積極的にいろいろ動いてくれて、いい集団行動ができたね。下調べも相当綿密にしたし(最初に書いた通り)。もう1回行きたいなと思うのはオレだけか?

*おしまい*

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