day3 出発
本日のルート:層雲峡-旭川-留萌 下りだからへっちゃらさっ
見てもらうと、若干のデコボコ以外は実質ずーっと下り基調。ただ、上りはどうしても数か所は出てくるので仕方ない。初日がかなりきつく、昨日二日目も峠ののぼりがあった。おまけに、やめときゃいいのに下りでペダルを踏みまくる。運動をしていない52歳の体には疲労感が蓄積されていたが、ハードな運動を二日間やることによってトレーニング効果がすでに出ているようで、思ったより体は動く。十分な食事と休養も奏功していると思う。特にハードになると思われるときは、かなりの量を食べる。この、食べる才能というのも大切かもしれない。最近は運動しないから、できる限り食べる量を減らしているために、その才能は陰ったかに見えたが、疲れ切った状態でも十分に胃が動いている。
おしゃれな朝食会場でしっかりと摂取、余裕をもって準備をして出発。全体が下り基調だが、しばらくは実際峠の下りの緩い位のところなので、気を使わずにどんどん進める。
まずは層雲峡温泉街を下る。
こんなトンネルが連続する。趣深い。下り基調だからへっちゃら。朝からライトを点けて走るよ。
ということで層雲峡、お世話になりました。以前、仕事で通りかかった時に気になったサイクリングロードがこの辺りにはある。ただ、まずここまで来てサイクリングする酔狂な人がどれくらいいるのだろうか?と思ったな。でもせっかくあるなら行ってみたい。ということで行ってみた。道の広さ、雰囲気、舗装の綺麗さなどなかなかよいのだが...
うむむむむ。使用頻度が低いのだろう、折れた枝が散乱し、葉っぱが積り、また苔が非常に綺麗に生育しており、滑りそう。ただ、少し進んだところに鹿がいて、今回野生動物と最も接近遭遇したのだった。他の場所では鹿が林の中にいるのなんかはみたけどね。鹿はすぐに林の中に入って行ってしまった。さて滑りそうだということで、やっぱり国道に戻ることにした。残念じゃ。ただ、このエリアから旭川方面は地図にも出てこないようなサイクリングロードがぽつぽつとあるので、探して行ってみて下さいな。この後、神居古潭駅でもそれを発見するのだが...もう少しPRされていたら走れたのにな。
国道を進むのは悪くない。が、なんだかローカルな抜け道をすーっと走るのが好きだから、こんな道をチョイスしてみた。が、「北海道あるある」なんだけど、よく「この先未舗装路」ってのが出てくるので、その都度ルート変更を余儀なくされる。これはまあ、地図に出ている道でもそうだから、覚悟しましょうね。
さて、その後は主に国道を中心に旭川。コンビニで止まる以外はひたすら走っていたのでトピックス画像はなし。そしてようやく旭川近郊に近づく。ここでオレのGarminカメラのメモリカードが満杯になりそうだから、Fくんの128GBカードを借りて装着しなおしたのだが...もとのカードを丁寧に片づけたつもりだったが...。さて、一つのポイント、旭橋だ。以前、仕事で泊まりで来て、早朝早起きしてジョギングで見に行ったが、土木フェチは押さえておくべき物件と言えよう。
旭川は、北海道では札幌に次いで人口が多い町だ。何があるのか?と言われると、ちょっとわからんばってん。旭川はもともと北方対応で軍の町として作られたらしい。戦車が通れる橋が必要で、かなり頑丈に作られたというのがこの橋らしいぞ。ブレースト・リブ・バランスド・カンチレバー・タイドアーチ橋らしい(長い)。建設は当時の「汽車製造」社。なんと歴史があることだろうか。現物を見ると、当時が偲ばれるというか。
さて旭川では仕事で集めたバカ食いのお店がたくさんあり、またちょっと前に訪れたハンバーガー屋もおいしかったし、ラーメンもあるよと話したところ...
こちらに。らうめん青葉。この日は月曜日で、11:30前後にお店についたのだが、それでも少し並んでやっと入れた。びっくり。歴史がある有名店で、味はあまり癖がない感じかな。オレはつい山頭火に行ってしまうのだが。仕事でこの辺りにはくるのでここに入ったのはオレは2回目。うまし。で、ここで...
ヘルメットを落として、このマウントを壊してしまった。致命的じゃ。(帰ってすぐにもう1個買っちゃった)
さて、気を取り直しつつ先へ向かう。旭川市から徐々に留萌に向かう。途中で「鉄」ポイントを探しておいたんだが、神居古潭という駅跡が残っているという情報が。ついでに駅だけではない観光地になっている様子。では行ってみよう。
まずは一般道。確か旭川以降はしばらくは国道しかいいルートがなくてね。
おおお。こんな景色か。アイヌ文化で何らかのポイントだった様子、らしい。で、旧何線かよく調べていないが...
綺麗な場所じゃないですか、神居古潭駅跡。で、昔の線路がサイクリングロードになっているらしい。が、今まで走ってきた方向に延びている道らしく、残念ながらここを通ることが出来なかった。可能な方はぜひ探して行ってみよう。神居古潭近くのお店で水分補給して再出発。ここからは札幌方面ではなく、徐々に留萌方面に向けて北西のルートを選ぶ。
あまり変化はない道なので特段トピックスはないが、景色はいいよ。あとDay1に置いといた360度画像の最初はこのあたりの動画だね。
モーターサイクリストの皆さんと結構手を振ったなあ。国道を離れ、好きなローカルルートへ。あまり距離が長くなくて、また国道に戻るんだけどね。それでも気持ちいい。
そしてついに!
今日のターゲット、ホテル神居岩。昔ながらの温泉宿、というか、私見では「昔あった国民宿舎」な感じ。温泉もあるし、また会議室なんかもあるんだよね。仕事でも使えそうだ。
特に新しいわけでもない。が、このあたりに日帰り温泉がないらしく、人の出入りはこの午後の時間は思ったより多かったね。宿泊客は限られていたと思われるけど。ここにするか、増毛エリアの宿にするか迷ったが、ここで正解だったな。
到着はさすがに下り基調だったから思ったより早い。宿に入る前にお酒、つまみを買いこむ。ちなみに、昨日余ったワインを持って走ってくれた若手、ありがとう!下りでよかったね...。16:30ごろだったかな。バイクも会議室に入れさせてもらった。外でもいいがどこかあれば、と話したらそうしてくれたんだが、そういうルーティーンをお持ちのようだ。よかった。
荷物を降ろしたら、温泉。二日連続の温泉なんて、なかなかないぞ、我々のツアーで!特に昨日はきちんとした旅館だったから、「KDさんと永年行動してきて、こんなの初めてです」とみんなに言われる始末。まあそうだよな...笑。風呂でくつろぐ。北海道は、エアコンがないお店や宿は多い。ここも室内はちょっと暑かったが窓を開けて扇風機を動かせば天然のエアコンだ。
これは宴会場の画像なのだが...笑。Facebookでも人気だった画像だ。ひと部屋かしてもらい、そこが宴会場で、且つバイク置き場にもなっているという。食事も食べきれないくらい出てきて、翌日は国稀酒造に行くから国稀を飲まねば、みたいな状況に。楽し。
この状態も二日連続だな。この日の選択は、若い衆が酒を飲まずに、自転車でわざわざ町中のコインランドリーに行ってくれた。助かったぜ。ついでに彼らはプチ留萌観光もしてきたようだし。
ということで、毎日早寝早起きで健康的である。翌朝は7時から朝食だが、6:30からOKですという言葉をもらったので、6:30朝食、7:30出発で。ZZzz...
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