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Merlin CR 2007(多分?)

 

格好いいロードバイクってのを色々探していた。2010年に組んだFoesのインパクトは大きく、さらに2011年になって探していたEMTと同じようなイメージのロードバイクをついチェックしていた。結果、アメリカを中心としたチタンバイクメーカに注目するようになっていたオレ。マーリン、リンスキー、ムーツ、ライトスピード。ライトスピードは格好いいんだが、最近は経営面での変更なのかチタンよりカーボンがメインのブランドとなった。

更に熱い視線を注いだのが、大阪の会社、Tig。いつも自転車雑誌にちょこっと広告があった。2011年11月、東京ビッグサイトでプラント展を見ていたら、ティグ社のブース。「あれ?ティグってあの会社だなあ。」プラント用の熱交換器やら化学薬品搬送用パイプやら、色々チタン製品が並んでいる。そこに、チタンのロードバイクが。なかなか格好いいぞ。思わず話し込んで、カタログまでもらっちゃった。金額も、妥当と考えられる範囲と思う。フレームで22万くらい...だったかな。おもわず跨がってフレームのしなりなんぞを確認してしまった。サイト、雑誌含めてもっと格好いい宣伝をしたら一気に売れると思うんだけど。( と書いていたら、11年11月からサイトがリニューアル。12月から雑誌広告も意識した内容になっていた。いいぞ!)

多分オレはこのMerlinがなければTigで発注したんだろうな。桑名に代理店がある会社もなにかあったな。

と、脱線したがチタン系でロードフレームを探していたところ、これを発見、中古で購入。完成車、なかなかの条件で入手した。その後、サドル、ホイール、ハンドルバーを変更。かなりオレ好みに変身。なお、もともとReynoldsのカーボンホイールが装備されていたが、カーボンチューブラーはもっていたため手放した。しかしレイノルズのホイールは実は出来がいい。オレは、使っているフルクラム(=カンパニョーロ)よりいいと思ったが。見た目重視でこの真っ黒なMavic Kysilium SLRをチョイス。ハンドルバーは3T ErgoNova42。サドルは...見ての通りSalsaから移植。

さて2台目のロードバイクとしてどうだったのか。再認識は、圧倒的にレーシーなSalsa Campeonだった、ということ。スカンジウムフレーム、伊達じゃない。軽いし、堅い。ヒルクライムで後ろに座って、時に腕力ダンシングOK。ロードレースで重いギヤをぐいぐい踏んでもよし。

逆に、このチタンフレームはコシはあるが、いい意味で柔らかい。鉄フレーム(いわゆるCr-Mo)に似た感じだ。ちょっとの入力で、ぬるぬる〜と進む。気がついたら、楽に30km/hで巡航している感じ。CampeonではMax240km/Dayだったが、このMerlinなら300kmは行けるな。

振動吸収性も高い。なんだか不思議な感じだ。ホイールも、多分柔らかいのでマンホールのふたまわりの段差など、そのまま乗り越えてしまう。

見方を変えると、淡々と走るヒルクライムはいいと思うが、しょっちゅうスピードが上下するサーキットレースでは、ちょっとオレにはゆるいかな。使えなくはないが、Campeonを使いたいかな。

あと、フレームがオレにはわずかに小さい感じがする。フロントタイヤが近く感じられる。凄くいいバイクなので、しばし様子見。


 

12/11/10