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Trek Fuel EX9 2005

 

Giantを売却後、山遊び+レースでちょっと使える程度のバイクが欲しくなり、しかしスカルペルとは違った路線で検討した結果、ここにたどり着いた。ハードテイルでもよかったが、階段下りで楽なほうがいいなあ。またSPV機能もあるしってことで選択。

Image通り、フレームは思ったより複雑な形状をしている。液体フォーミングによる成形。06,07,08モデルはもうちょっと気が利いたデザインになってしまったので、MTBならではのちょっとマニアックな雰囲気が薄れてしまった。これについては10年あたりのスペシャライズドのフレームがやりすぎでは?と思えるのに近い感覚だ。あのダウンチューブのうねり具合はオレは好きではない

このバイク、山遊びには最適。特に行ったことがないようなトレイルでも、ストロークが絶妙なフロントサス(あとでチョイスしているがManitou Minute1:00、これもSPV)もありとても動きが良い、しかしボビングコントロールが抜群のリヤサスにより、難なく駆け抜けることが出来る。そういう意味ではかなりオールマイティーなバイクだと思う。加えて、MavicのX819(バイク??うぷぷ)というリムを使ったホイールをセットアップしているが、これがいい具合にスポークを緩やかにセットしているので、激しいルートもほんわかと走ることが出来る。ただし、KD個人としてはフレームがちょっと柔らかいので、ぐいぐいとダンシングでトレイルを登っていく時、また平地でスプリント(なんでだ?)する時にパワーロスを感じるが、そういう意味では、このバイクの本来のスタイルはトレイルでスピリットをフリーにし、大自然に抱かれる時には最高にFree&Easyな世界に浸れる、というものと思う。←話でかい。

一応XCマラソン系と位置づけられるが、本当にマラソンならもうちょっと軽い方が良い。この辺のさじ加減は、Cannondaleが一歩先行すると思われる。ざっとアセンブリして(基本はShimano XTR)、12.8kg。このクラスのバイクとしては秀逸。ホイール、サスなど細かくバージョンアップすれば11kg台もいける。

山で「いいなあ」と思うのは、BBの位置が高かったりして全体が上に大きいのよ。これがなんとなく乗って楽しい。

最終的に、ハードテール導入に伴い売却。しかし、高級感もあるし持っておいて損はないと思った。「世代感」も薄いから古く見えないしね。


11/05/01