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Salsa El Mariachi Ti 2012 |
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いずれ、導入詳細は別ページに。 ポイントは、王滝を楽に走るためにはどうすればよいのか?だった。2011の9月王滝は、特に苦労なく、淡々と走り切った。Scalpelはトラクション、軽さ、操作性とすばらしく、何の障害もなかった。重量は、ヌードボディで多分11.5kg前後。王滝において軽さは正義と思うが、まあこれくらいなら問題なく走れる。が、もう少し軽く出来ないかとわがままなことを考えた。また、砂利でフロントタイヤを取られてしまう。これについては、29erを使うのが最も楽な解決法だと感じていた。 よって、29erのフルサスを選定するのがベストと考えた。しかし軽量を追求すると、HTにたどり着く。最後のポイントは、29erのHTで王滝を26フルサスと同様に走ることが出来るか?だった。結果、これなら行けるという感触を掴んだ。 ...というのは、言い訳かもしれない。オレはもう、最初から「次に買うMTBはこのSalsa El Mariachi Ti(EMT)だ!」と決めつけていた、実は。同じSalsaでは、Spearfishがフルサスとして存在していて、それはEMTより安価。しかし、見た目がどうしてもこのEMTがよかった。 ということで、日本に存在していなかったのでアメリカから直接やってきた。とりあえず、フルXTR98で組んだ。ホイールはクランクブラザーズ。今回迷ったのはクランクの枚数とサイズ。ホイールのチョイス。クランクについては、29erになることから必然的にギヤ比が重くなる。リヤが11-36と超ワイドだが、今までのMTBはインナー×ローで22×34。これが、いやでも26×36とギヤ比がしんどくなる上、ホイールサイズが大きいのでさらにギヤ比はきつい方向に。ただ、26インチで22×34でもインナーローはあまり使っていないので、26Tで頑張る。加えて別のクランクで用意されている24Tのインナーを採用することでカバー出来るのではないかと考えた。テストして、24Tを調達することにしたい。これでも十分にワイドなギヤ比なので、フロント2枚の38/26採用に踏み切った。ギヤ1枚分、軽量になるし。 ホイールは、シマノとMavicは29erをやる気がない。フルクラムは複数種類出しているが、格好いいものの今回のEMTに上品に合わせる上ではちょっと攻撃的過ぎるデザイン。そこで、乗ったことはないが評判の良いクランクブラザーズを入手。オレはセンターロック信奉者だが、センターロックタイプはない。やむを得ず6穴とするが、シマノはこっそりXTグレードでIceTecローターを出している。オレのレベルならアイステック、不要。しかし、これが軽量で良さそうなのでね。 ハンドルバーはSalsaのカーボンが付属していたが、非常に長く、またスウィープ(とも違う、か)というか後ろへのそり具合が大きめだったので、使い慣れたEastonに換装。Salsaのバーでワイヤーなど長さを決めてしまい、さらにその後もどんどんハンドルが低くなったので、ワイヤーが余りまくってかっこうわるい。より精緻にポジション出しが終わったら切断だな。 XTR98は大変スウィート。だがIスペックの位置関係がオレにはもう少しなので、今後については検討。 さて、早速トレイルに持ち込んだ。ダブルトラック、急な上り下りは、29ならではのトラクションでぐいぐい進む。ダブトラのコーナー程度なら、26も29も全く変わらない。漕ぎは非常に軽く、チタンということでクロームモリブデン鋼っぽい乗り味で振動吸収もしてくれている感じ。本人が不慣れで登りのトラクションがもう一つかからなかったが、もしかしたらタイヤのせいかもしれない。他の26erでは問題なく登るところなんだよね。 続いてシングルトラック。「26も29も変わらない」と感じていたのは事実だが、乗り比べると、のぼってのぼって直角に曲がる、みたいなところは実は苦労した。下りではあまり感じなかったけど、やっぱり直角に曲がるようなところでは取り回しが大変だったのは事実。だが、王滝ではそんなコーナーはないしね。 ということで、非常にいい具合で滑り出したのだった。全体がそこそこ軽く仕上がっているので、普通のトレイル、シングルトラック、XC系耐久レースなど、どこでも使えそうだ。見た目も格好いいので、待ち乗りもグーだぞ。 これだけ組んでしまうと、あとであまりいじるところはないと思う。ステアリングコラム、そのうちカット。フォークを100mmに伸ばすかどうかだな。 フレームMサイズ 1728g
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2台のSalsaになっちゃいましたよ。 |
12/11/11